日本バスケ界期待の新星、テーブス流河。「将来的な目標はNBA」来季からNCAAのボストンカレッジ進学へ【アディダスアスリート・インタビュー】
――プレー面に関して、アメリカに行って最初に感じた壁は? テーブス:フィジカルですね。特に最初は慣れなかったです。報徳学園の時はチームの中で背の高い方だったんですけど、アメリカに行くと自分が一番小さいという感じだったので、そのなかでどうやって活躍できるかというところは、いろいろと求められました。 ――求められたのは具体的にどういった部分ですか? テーブス:身体の当たりやスピード、試合の展開のペースとか。(日本にいた頃と)全然違いました。自分はダンクができるかできないかっていう(ギリギリの)感じなんですけど、チームメイトは全員ダンクが余裕でできちゃうという……そんな感じです。 ――ちなみに現在の身長は? まだ伸びていますか? テーブス:最近測ってないですけど、184cmくらいだと思います。今回帰国して周りのみんなから『伸びたね』と言われますけど、(まだ伸びているかは)どうですかね、わからないです。ただ、フィジカルが弱点なので、どんどん強くなっていきたいです。 ――流河選手は得点力のあるポイントガードという認識なのですが、そこは自身でも強みにしている部分ですか? テーブス:はい。得点をする意識は、普段から持つようにしています。アメリカに行って最初の頃はけっこうパスがメインでコーチからも認められてたんですけど、少しずついろいろなバリエーション、ゴール周りだったり3ポイントシュートだったり、ミドルレンジの得点の仕方とかを増やしていって、今は得点能力に自信を持っています。ボストンカレッジにも得点の部分とパスを評価してもらっています。 ――逆に大学で伸ばしていきたい部分は? テーブス:まずは、次のレベルでも同じようなプレーができるようにスキルを磨いていきたいのがひとつ。あとはディフェンスの部分などでフィジカルが弱点なので、その部分を強くしていきたいと思います。 ――ここからはNBAについて聞いていきたいと思います。子どもの頃に好きだった選手はいますか? テーブス:昔はスティーブ・ナッシュ(元フェニックス・サンズほか)が憧れでした。一応、お父さんが現役時代にカナダで一緒にプレーしていたことがあるらしいんですよ。お父さんが20代の時に、ナッシュがまだ17、18歳の高校生で、でもすごく活躍していたというのを聞いて、そこからよく観るようになって、プレーも真似するようになりました。 ――そうなんですね。では、現役で注目している選手はいますか? テーブス:(同じアディダス契約選手の)デイミアン・リラードは前からプレースタイルが好きですね。彼のようにポイントガードだけど、自ら得点しにいくような選手は特によく観ています。
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