地域活動に参加して「うべポイント」獲得 市公式LINEで10月スタート【宇部】
行事、健診、防災訓練など
宇部市は10月から、市公式LINEを使ったポイント制度「うべポイント」をスタートさせる。地域活動、健康づくり事業、自主防災活動など、市があらかじめ指定した活動に参加するとポイントが獲得できる仕組みで、ポイント数に応じて最大1万円分のデジタルギフト(クオカードペイ)を進呈する。 ポイント制度の導入で、地域の清掃活動、防災訓練など市民活動への積極的な参加を促すのが目的。市公式LINEの登録者数を増やし、市の情報を多くの人に届けやすくする狙いもある。 ポイントを付与する活動としては、地区の清掃活動などの行事、がん検診など各種健康診断の受診、防災訓練など。行事参加の場合は用意した2次元コードを読み取ることでポイントを受け取り、検診などは受診日時などを自らスマートフォンで打ち込み申請する形になるという。 ポイントをためる期間は毎年1~12月の1年間で、翌年への繰り越しはできない。デジタルギフトへの応募は、最低200㌽が必要で、翌年1~2月を予定している。3月に応募者の中から約5000人に、ポイント数に応じて500~1万円のクオカードペイを進呈する。 3月まで参加登録した人全員に50㌽を付与するキャンペーンを行う予定。ポイントが付く行事、活動などが閲覧できる「うべポイント」の専用サイトも10月のスタートまでに整備する。 篠﨑圭二市長は「地域活動の担い手不足という課題を解決する仕組みづくりという狙いもある。地域を自分たちの力で支えるという動きの背中を押す事業にしたい」と述べた。