元広島の北別府学さん死去 213勝、黄金期支えたエース
プロ野球広島のエースとして黄金期を築き、通算213勝を挙げた北別府学(きたべっぷ・まなぶ)さんが16日、広島市内の病院で死去した。65歳。鹿児島県出身。2020年に成人T細胞白血病(ATL)を公表し、末梢血幹細胞移植を受けた。昨年6月下旬には敗血症にかかり闘病していることを妻の広美さんが明かしていた。 宮崎・都城農高から1976年にドラフト1位で広島入団。正確無比な制球力で「精密機械」の異名を取り、2桁勝利を78~88年と11年続けて挙げるなど、大黒柱として5度のリーグ優勝と3度の日本一を支えた。 94年限りで現役引退後は広島のコーチなどを務めた。12年に野球殿堂入り。