紀子妃の弟が取締役の会社が「1億5000万円超の金銭トラブル」 役員大量解任の異常事態も
食い違う言い分
川嶋氏本人の携帯電話を鳴らすと、このように答えた。 ――登記簿を確認した限りでは、現在も川嶋さんはグッドソイルの取締役でいらっしゃいます。 「それは、外れるように手続きしているはずです」 ――つまり、本当はすでに辞任しているけれど、その事実が登記簿にはまだ反映されていない、ということでしょうか。 「おそらく……」 ――では、辞任したのはいつ頃でしたか。 「およそ2~3年前だったと思います」 ――どのような経緯でグッドソイルと関わることになったのでしょうか。 「現時点では関わっていませんので、お答えを控えさせていただければ、というところです」 しかし、以上のように答えた川嶋氏への取材と同時に、別の本誌記者が荒殿代表に電話すると、現在も川嶋氏は取締役であり、「仕事でのご協力をいただいている」と、川嶋氏の発言とは異なる話をするのだった。
「賠償義務を負う可能性も」
川嶋氏がグッドソイルの取締役であることの責任について、前出の今田弁護士はこう解説する。 「たとえ、名義を貸しただけの“名目的取締役”であっても、被害者に対して賠償義務を負う可能性があります。特に、多額の役員報酬を得ていたり社会的地位が悪用されることを容認していたりすれば、言い逃れはできないでしょう。他の取締役の行為についても連帯して賠償義務などを負う立場にあるという意味で、取締役には重い責任が課せられているのです」 将来、悠仁さまが即位された暁には、川嶋氏は“天皇の叔父”となる。秋篠宮家はこのような状況を放っておいていいのだろうか――。7月18日発売の「週刊新潮」では、かつて荒殿代表に師事していた人物の怒りの告発などと併せて詳報している。
「週刊新潮」2024年7月25日号 掲載
新潮社