「PK戦ぐらいじゃないと勝てない気がしていた」2度目の日本一を掴んだ前橋育英の指揮官が本音。なぜインハイ県予選敗退から優勝できたのか【選手権】
流経大柏との激闘を制す
[高校選手権・決勝]前橋育英(群馬)1(9PK8)1 流経大柏(千葉)/1月13日/国立競技場 【動画】決勝はPK戦までもつれる激闘! 前橋育英対流経大柏のダイジェスト 1月13日に開催された第103回全国高校サッカー選手権の決勝で、7大会ぶりの優勝を目ざす前橋育英が流経大柏と対戦。1-1のまま延長戦でも決着がつかずに突入したPK戦を9-8で制して見事に優勝を飾った。 前橋育英を2度目の選手権制覇に導いた山田耕介監督は「今日の試合はPK戦ぐらいじゃないと勝てない気がしていた」と本音を漏らしつつ、「とにかく我慢して、耐えて、何とか勝つことができて良かった」と激闘を振り返った。 夏のインターハイでは、県予選でまさかの準決勝敗退。そこからどのように日本一へと辿り着いたのか。指揮官は次のように話した。 「インターハイの敗戦以降、選手同士や選手と私でどんどんコミュニケーションを取るようになった。そこから徐々に彼らのメンタリティが成長して、チームが一丸となって、ものすごく良い雰囲気になっていった。今大会が始まっても、接戦ばかりだったがそのたびに強くなった。可能性があることに対してチャレンジしてきた結果、こうして優勝できた」 そして選手権決勝の舞台で躍動した選手たちを「相手のほうが力が上でも、本当に粘り強くやってくれた。上出来だったと思う」と労った。 取材・文●中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)
【関連記事】
- 【画像】広瀬すず・ガッキー・永野芽郁・川口春奈! 初代から最新20代目の月島琉衣まで「選手権・歴代応援マネージャー」を一挙公開!
- 「10番が悪かったせい」まさかの早期交代に涙した流経大柏MF、敗戦の責任を背負い込む「チームに迷惑をかけ続けてしまった…」【選手権 決勝】
- 「30年やって、こんな選手は初めて見た」敗戦に涙、サウサンプトンに加入する怪物FW高岡伶颯に敵将から異例の“直接激励”「対戦できてよかった」【選手権舞台裏】
- 【画像】応援団、チア、吹奏楽部。高校サッカー選手権 青春の一コマ、スタンドから熱い声援を送る頼もしい仲間たち!
- 「なぜ日本はあらゆるスポーツでこれほど優れているのか?」高校生の大会に3万7933人!選手権の盛況ぶりに中国仰天!「103回か…日本サッカーから学ぶことはたくさんある」