すし販売挑戦に補助 富山県射水市、職人育成狙い
富山県射水市は、市のキッチンカー(移動販売車)や市内のシェアキッチンなどを活用してイベントなどですしの販売に挑戦する人に、経費の一部を補助する制度を設けた。すしのPRと人材育成が狙いで、申請期限は2025年2月末まで。夏野元志市長が28日の定例記者会見で明らかにした。 「寿司(すし)といえば、富山」の認知度アップに向けた県などとの連携事業の一環。市内ですし店開業を目指す人の試験的な開店や、イベントでのにぎわい創出をバックアップすることで、新湊産の新鮮なネタを使ったすしのアピールや、すし職人の育成につなげる。 補助率は2分の1で、10万円の限度内であれば複数回申請できる。対象となる経費は、市が無償貸与しているキッチンカーの燃料費や、クロスベイ新湊にあるシェアキッチン、八幡町(新湊)のシェアキッチン「みなとキッチン」の使用料、メニューや看板の作成費などで、食材費は除く。 富山湾の味覚が旬を迎える時季に合わせた。市長は会見で「この事業を活用しぜひチャレンジしてほしい」と呼びかけた。