堅守リヴァプールを支える

今季抜群の存在感を残すコナテ photo/Getty Images

プレミアリーグとCLの両方で首位を走るリヴァプールはアルネ・スロット新監督の下、最高のスタートを切っている。変わらず得点を量産するモハメド・サラーや覚醒中のライアン・グラフェンベルフなどが注目を集めるが、彼らに負けないほどの称賛を受けている選手がいる。DFイブラヒマ・コナテ（25）だ。 ［動画］リヴァプールの堅守を支えるファン・ダイク&コナテのCBコンビは今季のプレミア最強レベル！ フィルジル・ファン・ダイクの相棒としてリヴァプールの堅守を支えるコナテの今シーズンの存在感は抜群だ。フィジカルやスピードを活かした対人守備はもちろん、今季はカバーリングでも存在感を発揮しており、より隙のないディフェンダーへと進化しつつある。 そんなコナテを今シーズンのプレミアリーグで最高のCBだと主張するのがアーセナルOBであるマーティン・キーオン氏とウィリアム・ギャラス氏だ。 キーオン氏は英『TalkSPORT』にて、今シーズンのプレミアリーグのCBトップ5を発表しているが、1位に選んだのはコナテだ。ファン・ダイクはまさかの選外となったが、キーオン氏はウェズレイ・フォファナ（チェルシー/5位）、ミッキー・ファン・デ・フェン（トッテナム/4位）、ジョン・ストーンズ（マンチェスター・シティ/2位）、ウィリアム・サリバ（アーセナル/2位）らよりも今季はコナテが優れていると考えている。 「リヴァプールでコナテが非常に傑出しているのがわかる。おそらく彼はファン・ダイクよりも優れているだろう。距離の詰め方、機動力、自信、あらゆる面で、彼はとても素晴らしい。今シーズン、彼らはほとんど失点していない。これは連携の賜物だということはわかっている。しかし、彼はファン・ダイクの影から抜け出しているように見えるので、私にとってはコナテがおそらくベストな選手だ」 ギャラス氏も『Prime Casino』にて「今シーズンのプレミアリーグで最高のディフェンダーはイブラヒマ・コナテだと思う」と語り、今シーズンのパフォーマンスを大絶賛している。 「現時点で、現在の調子からするとコナテで間違いない。彼は昨シーズンから大きく成長した。彼はとても堅実だ。彼の最近の試合をいくつか見たが、誰も彼に挑もうとしていないように見える。あのオーラ、あの存在感はディフェンダーにとって素晴らしいものだ」 「ほとんどのストライカーやウインガーは、彼と対戦したくないだろう。コナテとの対戦を避けたいはずだ。リヴァプールがエミレーツで対戦した際、マルティネッリは彼と対戦したくなかった。彼はすでにそのデュエルに負けることがわかっていた。コナテはこの調子でいけば、最高の選手になるだろう。プレミアリーグの今年のベストイレブンに選ばれるだろう」 近くにファン・ダイクという最高のお手本がいたこともコナテにとっては大きかったことは間違いないが、そのファン・ダイクにも劣らぬパフォーマンスを今シーズンは見せている。スロット体制で快進撃を続けるリヴァプールでコナテは世界最高のCBの1人になりつつある。