高鍋藩の歴史を中心に学べる構成に一新…宮崎県・高鍋町歴史総合資料館が改装オープン
改装のため今夏から休館していた宮崎県・高鍋町歴史総合資料館が21日、オープンした。同館は高鍋城跡の舞鶴公園内にあり、二ノ丸の位置にあることから新たに「二ノ丸文教歴史館」との通称がつけられ、高鍋藩の歴史を中心に学べる構成に生まれ変わった。
まちづくりの将来展望として町が掲げる「歴史と文教の城下町の再生」に沿う形で展示物を絞った。1階は城下町として栄えた江戸期を中心に、高鍋藩主が参勤交代で使用したかごなどを展示。2階は「絵巻物」をイメージし、歴代藩主や藩校「明倫堂」についてわかりやすく紹介したパネルを並べた。改装のデザインは株式会社トモダチ(神奈川県鎌倉市)の梶友宏代表に依頼した。
20日に式典が行われ、黒木敏之町長は「大胆な改装が行われ、たくさんの人が集まる場所にしていきたいという思いが詰まっている」とあいさつした。
入館は一般210円、小中高生や70歳以上は100円。午前10時~午後5時(入館は午後4時半まで)。休館日は毎週月曜(月曜が祝日の場合は翌日)、年末年始(28日~来年1月4日)など。問い合わせは同館(0983・23・1322)へ。