慶応・清原勝児が高校通算9号本塁打 センバツ前の今季1号
第95回記念選抜高校野球大会(18日開幕)に出場する慶応(神奈川)は11日、相模原市内で東海大相模との練習試合を行い、プロ野球で活躍した清原和博さんの次男・勝児選手(1年)が高校通算9本目の本塁打を放った。 【センバツでの相手は? 組み合わせ抽選会での主将たち】 清原選手は「5番・三塁」で先発出場し、4―2で迎えた六回の第3打席でみせた。追い込まれた後の7球目、高めの直球をフルスイングで捉えた打球は快音を響かせ、左翼の外野ネット上段に突き刺さった。父の打撃をほうふつとさせる豪快な左越えソロを放ち、「詰まったけど振り切れたのは冬場の振り込みでスイングスピードが上がった成果」と納得の表情を見せた。 本塁打は昨秋の関東大会1回戦以来で、今季1号。「(本塁打は)なかなか出なかったので自信になりました」とホッとした表情を見せた。森林貴彦監督も「注目される中で打つんだから何か持っているような気がしますので、『甲子園でもお願いします』という感じです」と期待した。 慶応は大会第4日第3試合で、昨夏の選手権を制して史上5校目の甲子園夏春連覇を目指す仙台育英(宮城)と対戦する。【浅妻博之】