【バスケ】サンロッカーズ渋谷、中地区3位でバイウィーク入りへ 「ベースをつくり上げることができた」パヴィチェヴィッチHCも納得
Bリーグ1部(B1)は9日から12日にかけて第8節が行われ、中地区・サンロッカーズ渋谷は9日と10日の両日、本拠地・青山学院記念館にて東地区・茨城ロボッツと対戦した。 記者の質問に答えるルカ・パヴィチェヴィッチHCら 第1戦、5連勝を狙うSR渋谷は、茨城と一進一退の展開となるもフィールドゴール成功率56.9%を許すなど、茨城のオフェンスを止めることができず。16ターンオーバーを犯すなどオフェンスでもかみ合わず、80-87で敗れ、10月27日の京都ハンナリーズ戦から続いていた連勝がストップとなった。 第2戦では、第1戦で接触があったリード・トラビスが欠場。ジョシュ・ホーキンソンやケビン・ジョーンズがトラビスの穴を埋める形でインサイドで得点を重ね、43-29と14点リードで前半を終えた。後半もSR渋谷は手を緩めることなく点差を広げ、83-54で試合終了。バイウィーク前最後の試合を勝利で飾り、9勝5敗で中地区3位とした。 第2戦では、アンソニー・クレモンズが27得点8リバウンド、ホーキンソンが24得点13リバウンド、ジョーンズが15得点12リバウンドを記録。試合後の記者会見では、ルカ・パヴィチェヴィッチHCと田中大貴が記者の質問に答えた。
ルカ・パヴィチェヴィッチHCの茨城戦後のコメント
-茨城戦の総括 ハードに、そしてスマートに試合を戦い抜いて勝利をもたらした選手たちにおめでとうと言いたい。ファンの皆さまとっても昨日も負けたあとの重要な試合をしっかり届けられたことを嬉しく思っている。昨日(第1戦)は話させてただいたが、茨城のチームを止めることはすごく難しい。なので、オフェンスもディフェンスも正しく、そしてハードに、バスケットを正しく遂行していくことの重要性を改めて感じた。昨日も言ったように、僕たちは昨日の試合、出だしから間違った試合運びをしていた。僕たちがそうしてしまったがために、相手に気持ちよくバスケットをさせてしまった。そして、タレント(才能)のある茨城さん全員に、勢いを与えて、リズムを与えてしまった。そんな昨日のゲームでした。 残念ながら、この1勝をとるために、昨日の負けを犠牲にしていかなければならない。そして、昨日の負けから学んでいかなければいけなかったこの1敗というのは、僕たちにっては残念なことですが、選手たちはこの負けから学んで、今日(第2戦)は出だしから、しっかり正しくバスケットを遂行してくれたので、40分間やり抜いてくれた結果がこれ(勝利)だったと思います。 僕たちにとってこの一勝一敗というのは、いいものではないですが、ここまで来るまでに僕たちは力をつけてきて、2勝というのは取ることができたと思っています。もちろん、茨城さんは難しい相手だというのは分かっています。このBリーグの中で、バイウィーク前までのこの期間をフェーズ1と捉えていますが、その中でもたくさん良いことを僕たち(チーム)の中でつくり上げることができていた。特に、プレシーズンから強い様々な困難がチームにあったが、それを乗り越えてここまで来たことは評価できるのではないかと思っています。 結果のことを言えば、あと1勝、2勝はできたかもしれない。ただ、もっともっとチームの内部を見ていくと、僕たちが目指すものだったり、やっていかないといけないこと、チームとしてベースをつくり上げることができた。これはまだまだ改善の余地、成長の余地があるが、そこに目を向けると良いものをフェーズ1につくり上げられることが出来たし、ここを最後とせず、バイウィークからもステップアップして、チームとして成長できるように期待しています。 もちろん、全てがうまくいったとは限らないですが、このバイウィーク前の試合を勝利で終われたこと、気持ちよくバイウィークに入り、休みを作れたこと、また練習をしていきますが、そこに向けて勝ちで終えることができたことはとてもよかったと思います。