今シーズン一番の冷え込み「春と秋が1週間くらいしかない」京都屈指の紅葉・永観堂は例年より1週遅れ
読売テレビ
19日朝、近畿地方の上空には寒気が流れ込み、大阪などでは今シーズン一番の冷え込みとなりました。17日までは20℃を超える異例の暖かさが続いていて、気温の乱高下に「秋がない」という声も多く聞かれました。 シカたちが吐く息も白い、早朝の奈良公園。 シカ 「キュ~~~ン!」 「さっむ~~い!」とでも言っているのでしょうか?最低気温は5.7℃。 さらに、一足早い“冬の到来”を見つけた人も―。 「雪?雪?雪みたいやね、あれ初雪か!」 琵琶湖から見える景色も一変。彦根地方気象台によると、比良山では、平年より2日早い初冠雪を観測したということです。 「やっぱり初雪の景色もいいね。いよいよ寒くなってくるという感じがするからね」 大阪市内でも、この日朝は7.1℃と、12月上旬並みの寒さとなりました。 手袋やマフラーを身に付けた人も多く見られた一方で、急な冷え込みへの対応が遅れた人も―。 (Q:上着とかは?) 「いやー、もうこんなに寒くなるとは思ってなくて、とりあえず家を出てきちゃいましたね。朝起きた時もベッドから出るのは大変やったんですけど、こんなに外寒いとは思わなかったですね。あしたからマフラーしてきます」 17日までは最高気温が20℃を超え、異例の暖かさが続いていましたが、気温は急降下。街行く人に季節感について聞いてみると―。 「極端やからね、今の日本は。暑い時と寒い時と。春と秋が1週間くらいずつしかないでしょ?」 (Q:秋は終わった?) 「もう終わった 終わった」 本来なら晩秋の季節ですが、存在感の薄れる秋。 ただ、紅葉はこれからが見ごろ。京都にある紅葉の名所から中継でお伝えします。 ◇◇◇ (取材:報告=渡邊幹也アナウンサー) 京都の永観堂からお伝えします。 ごらんのように、池の周りは かなり色づきが進んでいますが、寺の方によりますと、まだ全体の3割ほどだということです。 7年前の11月8日と比べますと、色づきが進んでないのが分かりますよね。例年に比べて1週間ほど遅れているということです。 ただし、紅葉は気温が8℃を下回ると色づきが一気に進むと言われています。19日の京都市内の最低気温は6.8℃、20日以降も8℃を下回りそうな日が続きそうですので、紅葉のピークが近づいてくるのではないかと思います。 さて、こちら永観堂は約3000本のもみじが境内にあり、「秋はもみじの永観堂」と言われています。それほど地元の方に愛されています。 そして、永観堂にある「みかえり茶屋」さんです。通常は午後4時半までの営業ですが、今日は特別にお邪魔させていただきます。 こちらで、ぜんざいを頂きたいと思います。ホントに寒い季節にはピッタリです。 紅葉シーズンになると気になるのが混雑です。京都市では観光客の分散を勧めています。永観堂では夜間拝観を行っています。午後5時半から9時まで、ライトアップされたもみじを楽しむことができるんです。 期間は12月1日まで毎日行われます。昼の紅葉もいいですが、夜のライトアップの紅葉もおススメです。