千葉の貴金属店で強盗予備か、2人再逮捕 続く「闇バイト」関連捜査
千葉県船橋市の貴金属店で8月末、包丁を隠し持って強盗の機会をうかがったとして、県警八千代署は30日、会社員の轟(とどろき)祐二容疑者(24)=群馬県大泉町=と、無職の岸本蘭丸容疑者(21)=横浜市戸塚区=を強盗予備の疑いで再逮捕し、発表した。轟容疑者は「生活費に困ってやった」、岸本容疑者は「自立するためのお金が欲しかった」と述べ、いずれも容疑を認めているという。 八千代署によると2人は、愛知県小牧市の少年(19)=23日に同容疑で逮捕=と共謀し、8月29日午後5時40~55分ごろ、船橋市宮本2丁目の貴金属店で、包丁を準備して施錠されたドアを開けようとするなどした疑いがある。少年の車で移動し、匿名性の高い通信アプリで指示を受けながら犯行に及んだという。 3人は、同日午後6時40分ごろに八千代市の質店内を包丁を持ち歩き回ったとする強盗予備の容疑でも逮捕されている。3人の面識はなく、県警は夏以降に首都圏で相次ぐ強盗や闇バイトとの関連を視野に捜査している。(芹沢みなほ)
朝日新聞社