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（ブルームバーグ）： ネットワーク機器メーカーの米シスコシステムズは、人工知能（ＡＩ）関連スタートアップとして注目度の高いクラウドコンピューティングのコアウィーブに投資することで合意した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにしたもので、同社の企業価値を230億ドル（約３兆3700億円）と評価する取引の一環。

マイケル・イントレーター最高経営責任者（ＣＥＯ）が率いるコアウィーブは、従業員などの既存株主が保有株式の４億ドルから５億ドル相当を売却できるいわゆるセカンダリー取引について協議を進めていると、ブルームバーグ・ニュースが先月報じていた。情報の非公開を理由に匿名で語った関係者によれば、取引は完了に近づいている。

コアウィーブは、来年にも新規株式公開（ＩＰＯ）を実施する方向で検討を進めている。同社とシスコの担当者はいずれもコメントを控えた。

早い時期にエヌビディア製のデータセンター向けグラフィックチップを採用したコアウィーブは、ＡＩアプリケーションを実行する強力なプロセッサーに対する需要の波に先行。投資家には、エヌビディアのほか、投資会社のマグネター・キャピタルやコーチュー・マネジメント、ジェーン・ストリート、フィデリティなどが名を連ねる。

シスコの経営陣は、データセンターの構築が急速に進む中で自社技術のシェア確保に力を入れており、データ通信量の増加に伴い、自社のネットワーク機器に対するニーズも高まると考えている。

原題：Cisco Nears Investment in CoreWeave at $23 Billion Valuation (1)（抜粋）

--取材協力：Ian King.

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