日高の名門牧場が25年ぶりJRA重賞Vへ 阪神JSにローズキングダムの代表産駒参戦
「日高の名門」サンシャイン牧場が、阪神ジャンプステークス(3歳上・JGIII・障害3330m)のサペラヴィ(牡7、美浦・南田美知雄厩舎)で25年ぶりのJRA重賞制覇を狙う。 【写真】北の大地に吉報を! サペラヴィの軌跡 サンシャイン牧場は78年に伊達秀和氏が設立。オーナーブリーダーとして中央、地方で生産馬を走らせている。99年の牝馬クラシックで活躍したプリモディーネなどの生産者兼馬主として、さらにはアローエクスプレスやブロケードの馬主(名義は伊達秀和氏)として有名だ。ただ、近年は地方が主戦場。中央の現役の生産馬はサペラヴィを筆頭に3頭のみとなっている。 阪神ジャンプSにはサペラヴィが挑む。ローズキングダムの代表産駒の1頭。前走の新潟ジャンプSは3番人気で8着に沈んだが、着差は0秒8だから悲観する内容ではなかった。オープン2勝の実績はザメイダン、ネビーイームと並んで最右翼。当然ながら有力馬の1頭となる。 サンシャイン牧場の生産馬がJRA重賞を勝てば、99年の桜花賞のプリモディーネ以来で25年ぶりだ。管理する南田調教師にとっても08年の新潟ジャンプSのユウタービスケット以来、16年ぶりのJRA重賞制覇がかかる一戦。ぜひとも北の大地に吉報を届けてほしい