【一覧表つき】年金ひと月5万円「元とび職の父(81歳)が認知症」国民年金だけで入れる老人ホームを探したい!【ケアマネ回答】
「老人ホームに入居するとどのくらいのお金がかかるのだろう」「親の年金だけで費用がまかなえるのか?」 【一覧表で比較】「タイプ別 老人ホームの費用の目安」&「老健・特養・介護医療院のメリット・デメリット」」 親の老人ホームへの入居を検討するにあたって、お金の心配をする方も少なくないでしょう。 今回、順一さん(仮名・58歳)から筆者に寄せられたご相談も「老人ホームの費用」に関するお悩みです。話を聞いてみましょう。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
認知症の父(要介護3)「月5万円の年金で入れる老人ホームを探しています
●順一さんからの相談 一人暮らしをする父(81歳・要介護3)は、2年前に認知症と診断されました。 できるだけ住み慣れた自宅で過ごさせてあげたいと、平日は介護保険サービスを利用し、平日は近くに住む妹が、週末はほぼ、わたしと弟が交互に帰省して父のサポートをしています。 今後は老人ホームへの入居を検討していますが、心配なのはやはり「お金のこと」です。 元とび職の父の年金は毎月5万円ほど。貯蓄も決して多くはないようです。できるだけ父のお金だけで費用をまかなえる老人ホームにお世話になりたいと思っていますが、国民年金だけで入居できる施設はありますか?
筆者からの回答
●「認知症が進行すれば、いずれは在宅介護の限界が来ます」 認知症が進行すれば、いずれは在宅介護の限界を迎え、施設入居を検討しなければならない時期が訪れます。そのため、できるだけ早い段階から施設入居を検討することが大切です。 相談者さんのように、国民年金だけが収入源の方の場合、選択肢は狭くなりますが、入居できる施設はいくつかありますのでご安心ください。 今回は、老人ホームの入居にかかる費用や年金額が少なめの方におすすめの介護施設を紹介していきます。 ●老人ホームでかかる費用 老人ホームに入居する際の費用は、契約時に支払う「初期費用(入居一時金)」と毎月支払う「月額費用」の2種類。 そのほかにも食費や医療費、日常生活費などの費用も必要となりますから、年金で無理なく費用を支払い続けることができる施設を選んでいきましょう。 さらに、高齢者向け施設には地方公共団体や社会福祉法人が運営元となる「公的施設」と、民間企業が運営元となる「民間施設」の2種類があります。 「公的施設」と「民間施設」どちらを選ぶかによって、施設利用にかかる費用には大きな差が出る点も知っておきましょう。