89%の人が、起床後10分以内にスマホチェックが習慣に。「朝のスマホ断ち」を始めた私に起きた驚くべき変化
「新しい調査*によると、ほぼ10人中9人(89%)は起床後10分以内にスマホをチェックし、64%はスマホをトイレに持っていくというデータがあります。これはアメリカでの調査ですが世界中、日本でも多くの方が起床後すぐにスマホを触る習慣があるのではないでしょうか」とAYUMIさん。 【写真】4か月に1度「スマホ断ち」をしてみた!どんな変化が起きた? ここでは朝のスマホをやめて起こった変化を教えてもらった。 ▼AYUMI NYの栄養学校にてホリスティックヘルスコーチの資格を取得、栄養指導者として女性たちの人生向上をサポート。世界100種類以上の食事理論、ライフスタイル、文化に精通する経験から、個人カウンセリング、企業プログラム、商品企画、など多方面で活躍中。
不機嫌な朝のはじまり
以前は、目覚まし代わりに携帯のアラームを使用していました。朝の目覚めが一日のスタートにどれほど大切かを理解していたので、アラーム音は自然な音に設定し、心地よく目覚めているつもりでした。しかし、ある時、アラームを止めた直後に無意識に天気予報やニュース、SNSをチェックし始め、気づけば20分も経過していたのです。朝は新しい1日の始まりであり、ゼロからスタートするような清々しい気持ちで起きたいと思っています。しかし、携帯を触ることで一気に大量の情報を処理することになり、多くのエネルギーを消耗し、精神的な疲労を感じていました。
起床後、1時間スマホを見ない生活をはじめた
私は、何気なく始まって終わっていく毎日に嫌気が差し、起床後の1時間、つまり外出直前までスマホを見ないことに決めました。そのため、まずアラームを変える必要がありました。何年ぶりかに目覚まし時計を購入し、スマホは箱に入れて寝室ではなくリビングで充電するように変更しました。寝室にある家電は目覚まし時計だけにし、携帯電話と距離を置く環境を整えたのです。
これまでにない気分が良い朝を迎えるように
その効果は初日から現れました。まず、外の世界で起きていることに全く気を取られなくなったのです。これまで、自分の生活ではなく他人の生活や出来事に、どれほど影響を受けていたのかと気づかされました。「自分は足りていない」「もっと良い生活をしなくては」と、他人と自分の生活を比べながら1日を始めていたことを痛感しました。 そして、大きな発見は、この良い気分が朝だけでなく1日中続くことでした。起床後すぐに携帯を見ないことで、過去や昨日に縛られずに「今日1日をどう過ごすか」という目的意識を持って生きられるようになったのです。不安を誘うニュースやSNSの情報ではなく、朝の美しい光を感じながら、より良い未来のために「今日できることは何か」を考える時間が生まれました。自分に足りないものではなく、今あるものに感謝する気持ちが大きくなり、満たされているという安心感や前向きな感情が強まったのです。その結果、1日を通して心に余裕が生まれ、何か問題が起きても冷静に対処できる力が備わったと実感しています。