佐々木朗希に他球団は《いい迷惑》…中日が気が気じゃない高橋宏斗の来オフメジャー直訴
日本の若きエースが、奪三振ショーである。 「プレミア12」を戦う侍ジャパンは昨21日、スーパーラウンド初戦で強豪・米国と対戦。先発した高橋宏斗(22=中日)は初回、自己最速タイとなる158キロをマークするなど、3者連続空振り三振を奪う抜群の立ち上がり。4回70球を投げて2安打無失点。打者14人に対し、8奪三振の好投でチームの勝利に貢献した剛腕に、ネット裏のメジャー関係者は「(今オフにポスティング移籍が認められた)佐々木朗希(23=ロッテ)の次は高橋宏」と口を揃えた。 【写真】中日・木下拓哉のFA宣言に《広島ならセルフ戦力外》の声も…“フリーパス捕手”が狙うは「第2の嶺井」 最年少メンバーとして出場した2023年WBCでは、決勝でリリーフ登板。トラウト(エンゼルス)、ゴールドシュミット(カージナルス)から三振を奪うなど、1回を無失点に抑えて、米球界関係者に名前を売った。本人にもメジャー志向があるともっぱらだが、まだ高卒4年目。夢の実現はまだまだ先と思いきや、「宏斗は来オフにメジャー挑戦を直訴するつもりでしょう」と中日関係者がこう続ける。 「佐々木が5年目のオフにロッテからポスティングを認められたことで、12球団の若手がメジャー挑戦を直訴しやすい雰囲気になっている。宏斗は2年目から6、7、12勝で計25勝。佐々木も2年目から3、9、7、10勝で計29勝。宏斗は5年目を迎える来季、勝ち星で佐々木を上回る可能性が高い。『佐々木が行けるなら……』と思うのは仕方ない面もある」 中日は今オフに左腕の小笠原にポスティング移籍を認めているが、こちらは27歳。25歳未満の選手はマイナー契約しか結べない「25歳ルール」があるため、譲渡金のうまみはない。そもそも3年連続最下位に沈むだけに、早々にゴーサインを出す余裕もないだろう。 「佐々木の一件で、数年活躍しただけの若手が、当たり前のように『メジャーに行かせて』と言える空気をつくったのは、球団としてはいい迷惑です。宏斗は簡単にはメジャーに行かせてもらえないでしょう」とは前出の関係者だ。 ◇ ◇ ◇ そんな高橋はどのような家庭で、どう育てられてきたのか。実母や恩師、同級生が明かす素顔とは。日刊ゲンダイで毎年恒例の大好評連載「ドラフト家庭の事情」(2020年版)では中日から高橋をピックアップ。 ●関連記事【高橋宏斗の家庭の事情】…では、それらについて詳しく報じている。