立憲民主党が衆院選福井1区に波多野氏の擁立固める 39歳、元越前市職員
立憲民主党福井県連が10月15日公示の衆院選福井1区の公認候補に、新人で元福井県越前市職員の波多野翼氏(39)=同県永平寺町=を擁立する方針を固めたことが8日、関係者への取材で分かった。波多野氏は2019年の「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード」受賞者。県連は9日にも正式決定し、党本部に上申するとみられる。 立民県連は今月3日、1区の公認候補だった西山理恵氏(48)=同県勝山市=の離党願を受理し、候補者選びが振り出しに戻っていた。 波多野氏は福井新聞の取材に「今の政治は負担が増えるばかりで市民の実情を捉えられていない。変えるためには、若者を含めて政治に関心を持つ必要があり、まずは自分がその姿勢を示したい」と語った。 波多野氏は越前市出身、仁愛大学人間学部卒。09年に同市役所に入庁した。同市のご当地グルメ「ボルガライス」を生かしたまちづくりに注力し、全国に広めた。関係者によると、8日付で同市役所を退職した。 福井1区を巡っては、自民党現職の稲田朋美氏(65)=福井市=が7選を目指すほか、共産党は新人の金元幸枝氏(66)=永平寺町、参政党が新人の田中こはる氏(38)=越前市出身=をそれぞれ公認候補に擁立。西山氏は無所属新人で出馬する予定。
福井新聞社