“世界デビュー”で銅メダルの深沢大和 初の国際大会に刺激「もっと世界に目を向けないと」…世界短水路から帰国
競泳の25メートルで行われる世界短水路選手権(ブダペスト)に出場した日本代表が17日、羽田空港に帰国した。男子200メートル平泳ぎで銅メダルを獲得した深沢大和(東急)が取材に応じ「チームの雰囲気もすごくよくて、個人でも100Mで(自己)ベスト、200Mもほぼベストでメダルが取れたので。ある程度は満足しています」と、初出場の大舞台を振り返った。 予選は全体1位通過。決勝は、ラスト25メートルまで接戦で、目標の優勝は逃したが2分2秒01で3位に食い込んだ。「タッチして(メダル確定の)ランプがついた時は、ほっとした」と明かしつつ、金メダルまでは0秒46差の銅メダルに「優勝も狙えたと思ったので。(悔しさと)半々くらいの気持ち」と深沢。世界トップクラスが集う世界大会は、自身初。その中で「国際大会でベストを出したこともなかなかなくて。海外での調整力はすごく自信になった」と、手応えも語った。 世界のライバルとしのぎを削り「国内に目を向けている場合ではなくて、もっと世界に目を向けないといけないと感じた」という。今年のパリ五輪代表選考会は3位で落選し、一時は引退しながら7月に現役復帰。約半年で日本のトップレベルに戻した中「(今大会は)世界記録もたくさん出ていたので。自分もできると、今は思っています」と刺激を受けた。来年3月には、長水路での世界選手権(7月、シンガポール)出場をかけた代表選考会が控える。深沢は「次のシンガポールで絶対、今よりいいメダルを取るんだという気持ちで練習する。(渡辺)一平さんとか(佐藤)翔馬とかいるけど、もう一段階突き放せるように、この勢いでいきたい」と、その言葉にらしさをのぞかせた。
報知新聞社