「最強の優勝候補は抜け穴だらけだった」8強敗退に終わった森保ジャパンの“少なくない敗因”を韓国メディアが大胆指摘!「三笘も助けになれなかった」
「大会前から憂慮されていた弱点があった」
史上最多5度目のアジアアップ制覇を目ざした日本代表のチャレンジは、ベスト4を前に閉ざされた。現地2月3日、準々決勝で強豪イランを相手に1-2と痛恨の逆転負け。13年ぶりの悲願成就は幻と消えてしまった。 【PHOTO】日本代表のイラン戦出場15選手&監督の採点・寸評。後半は何もできずに敗戦。及第点は2人のみの低評価 大会中も常に森保ジャパンの動向をつぶさに追っていたのが韓国メディアだ。試合の翌日、全国紙『京郷新聞』は「豪華なメンバーでお粗末な結果。日本はなぜ失敗したのか」と題した分析記事を掲載した。 同紙は「カタール・ワールドカップ後はドイツに4-1で勝利するなど10連勝を飾って大いに声価を上げた。最強の優勝候補であった日本だが、蓋を開けてみれば抜け穴だらけだったのだ」とバッサリ。「まさに期待外れのパフォーマンス。初戦のベトナム戦は4得点を挙げるも2失点を許すよもやの内容で、続くイラク戦にも1-2で敗れる衝撃の黒星。その後はインドネシアとバーレーンに連勝して上昇の気配を見せたものの、アジア屈指の強豪であるイランに競り負けて早期敗退を余儀なくされた」と論じる。 さらに同紙は、「20人の欧州組という強力なチーム編成、攻守の高い連動性、分厚いパスサッカーなど明確な強みがあったが、大会前から憂慮されていた弱点があった」と指摘しつつ、具体的に3つの敗因を挙げた。 ひとつは今大会で日本の正守護神を務めたGK鈴木彩艶のパフォーマンスだ。「不安定で致命的なミスが顕著だった。マンチェスター・ユナイテッドからオファーを受けるほど期待されたGKながら、アジアカップの舞台では存在を誇示できず。準々決勝まで全試合で日本は失点しているが、そのほとんどに鈴木のプレーミスが絡んでいた」と持論を展開した。 三笘薫に対する評価も手厳しい。「森保一監督は鎌田大地や古橋亨梧といった選手を選ばず、あえて怪我を負っていた三笘をメンバーに選んだ。満を持してラウンド16と準々決勝の両方に交代で出場したが、結果的に大して活躍できなかった。エースとして期待された久保建英が低調な出来に終わり、もうひとりの攻撃のエンジンとなるはずだった三苫もチームを助けられず、日本の攻撃力は著しく低下したのである」と分析した。 そして、伊東純也の性加害報道もチームに影響を与えたと言及。「スキャンダルの後遺症も残った。日本サッカー協会は一旦は伊東を代表から外すと発表したが、チーム内に彼の残留を求める声が大きくなり、中止は見送られる。だが結局、イラン戦の前日に離脱が再度決定とドタバタ劇が続いた」と伝えている。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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