大谷翔平「小4からホームラン量産」伝説…幼なじみ捕手が明かす成長物語「中学の時はストライクが入らず、大変だった」
投手・大谷の進化
大谷は佐々木監督の方針で、1年時は体作りに主眼を置き、「打者7割、投手3割」(佐々木大樹)ほどの比率で練習を行っていた。それでも、マウンドに上がった大谷と対戦した時は「三振したりしていました」という。中学時のイメージは、すっかり消え去っていた。 「荒れてはいますが、ストライクが入るようになっていて、変化球も精度はかなり上がっていました。器用でしたね」 幼なじみの関係とはいえ、3年生と1年生が他の部員の前で仲良く話すことは難しい。それでも、「翔平からストレッチとか、コンディショニングのことを聞かれたので、教えた記憶はあります」と振り返る。上下関係の垣根を超えて、野球がうまくなることだけを追求していった。
寮で同部屋生活「すごい寝ていました」
寮では一関リトルシニアの先輩、後輩という間柄から、2人同部屋でプライベートを共にした。大谷は今でも1日10時間以上の睡眠を取るが、この頃も「すごい寝ていました」と佐々木は振り返る。 「練習がきつすぎて、基本的にはお互い寝ていました。部屋にはテレビがなかったので、DVDプレーヤーで『アメトーーク! 』を見たりしました。勉強は……していなかったです(笑)。多分授業をしっかり聞いていたんだと思います」 最後の夏が近づくにつれ、2年連続甲子園出場への重圧は増していったが、昔と変わらない幼なじみの天真爛漫な性格が、佐々木の緊張をほぐしてくれた。 <つづく>
(「甲子園の風」内田勝治 = 文)
【関連記事】
- <つづきを読む>高1の大谷翔平が涙、花巻東まさかのコールド負け…2学年上の幼なじみ捕手・佐々木大樹が明かす“最後の夏”物語「最後、一緒にバッテリーが組めて…」
- 【写真】「え? こんなガリガリだったの…!?」坊主頭姿で涙を見せる高校3年の大谷翔平、栗山監督との「運命の出会い」も…高校時代の写真を見る
- 「オオタニは彼らとは違うんだよ…」ドジャース大谷翔平にヤンキース球場職員が放った“皮肉”のワケ…徹底的なブーイングのウラに「複雑な心境」
- 【画像】「大谷さんの肉体美…Tシャツはち切れそう…」ムキムキすぎる腕と胸板!ガリガリな17歳時と見比べ。ベッツとトラウトから熱烈ハグ、テオには“胸筋ツンツン”【ショウヘイの愛されまくりな日々】とともに見る
- 【貴重写真】大谷17歳ガリガリ…なのに甲子園で衝撃の特大HR、17歳なのに貫禄がスゴい筒香。まるで別人みたいに細い柳田、ヤンチャそうな学ラン姿の張本、実は投手だった王さん…名選手160人超の高校時代を見る