今永昇太2勝目に「暗雲」 4回無失点も降雨で試合中断…大谷翔平との初対決は空三振、三邪飛
◆米大リーグ カブス―ドジャース(7日・米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド) カブス・今永昇太投手(30)が7日(日本時間8日)、本拠地・ドジャース戦に先発し、カブス6―0でリードの4回裏1死一、三塁で降雨のため試合が中断した。 【写真】雨で試合が中断したリグレーフィールド 今永は快投を見せている。試合前から雨が降り、試合開始時の気温が8度だったが、デビュー戦に続いて半袖でマウンドに上がった左腕。先頭のベッツを右飛に打ち取ると、続く大谷は9球目まで粘られたが、最後は内角の直球で空振り三振を奪った。フリーマンには詰まった右前安打を許したが、スミスを中飛に打ち取って走者を進めることはなかった。すると1回裏にはブッシュの3点適時三塁打でいきなり3点の援護点をもらった。 雨が強くなった2回は先頭のT・ヘルナンデスに左前安打を許したが、その後2者連続三振を奪うなど後続を打ち取り、リードが4点になった3回は、2死から大谷を三邪飛に打ち取るなど、この試合初めての3者凡退で抑えた。4回も3者凡退。3、4回の2イニングはたった10球で6つのアウトを奪った。 4回終了時点で43球を投げて、2安打無失点、3奪三振。4回裏のカブス攻撃中に雨が強くなって内野にシートが敷かれて、一時中断となった。今永が2勝目をつかむためには5回まで投げる必要があるが、中断が長引いた場合には投手交代となる可能性が高く、「暗雲」となった。 1日(同2日)のメジャーデビュー戦では、6回2安打無失点の快投を見せて初勝利をつかんだ左腕。試合後には「もしこれを船出と例えるなら、まだ船からロープを外しただけというか。まだこれから百五十何試合ある。まだそんな気持ち」と、今永らしい“語録”で気を引き締め直していた。
報知新聞社