毎月10日はトウミョウ まぜそばに無料トッピング 農家と学生、ラーメン店連携
県内唯一のスプラウト農家の「シテン」(射水市)と学生でつくる企業「トワクル」(同)が富山市五福のラーメン店「麺屋豚道場」でトウミョウの提供を始めた。8日にお披露目会が開かれた。毎月10日を「トウミョウの日」としてトッピングを無料にし、県産食材の魅力を伝える。 店では看板メニューのまぜそばに、シテンが生産したトウミョウを乗せて提供する。山岸大和店長(34)は「シャキシャキした食感がよく、後味がすっきりしてよい組み合わせになった」と話した。トウミョウのトッピングは富山市新庄町の姉妹店「ぶた壱」でも提供される。 農家の高齢化が進み、後継者不足が課題となっている現状を若者に知ってもらい、農家に興味をもつきっかけをつくろうと企画した。 シテン代表の中谷幸葉さんは「トウミョウを知ってもらい、農業の楽しさに目を向けてほしい」と話した。トワクル代表の平野匠人さん(富大経済学部4年)は「色んな人に知ってもらえるよう頑張りたい」とした。