商店街を元気に! 熊本・人吉高生がシャッターアート 多良木町の店舗に球磨の名物描く
熊本県立人吉高(人吉市)の生徒約20人が12、13日、同県多良木町の国道219号沿いにある空き店舗のシャッターに、球磨川や市房山などの風景や球磨焼酎の絵を描いた。 熊本の教育・子育て
商店街のにぎわいを取り戻そうと、総合的な探求の授業に「シャッターアートで考える商店街の再生」というテーマで2年生3人が発案した。発案者の一人、三津山莉央さんは「昔は商店街が栄えていたと聞いて、目立ちやすいシャッターアートで、通りを明るくしたかった」と話す。 町出身で東京都府中市のイラストレーターMORITA YUUSAKUさん(27)=本名・森田侑作=に全体のデザインを依頼。森田さんの移動費や画材代などの経費は、生徒が地元企業から協賛金を集めた。お礼として、企業名を書いたちょうちんもシャッターに飾り付ける。 この日は、建築資材などを扱うさかぐち(錦町)の多良木店のシャッター(縦3メートル、横14メートル)に、町内に七つある球磨焼酎蔵の銘柄を描いた。ともに2年の吉川寧々さんと久我倖生[みゆき]さんは「想像以上に良い出来だった。たくさんの人に見てもらいたい」と話した。店舗解体前の来年1月6日まで楽しめる。(井田真太郎)