中津にうどん店「疾風勁草」 自社内装職人のセカンドキャリア支援
うどん店「疾風勁草(しっぷうけいそう)」(大阪市北区豊崎3)が11月15日、大阪メトロ中津駅近くにオープンした。運営はザ・ガッツ(中崎3)。(梅田経済新聞) 【写真】「疾風勁草天ぷらうどん」 内装化粧フィルムやグラフィックシートの貼り施工を専門とする同社。河内道生社長は「シート貼り職人は、0.2ミリ単位でシートを切るなど繊細な作業が必要になる仕事。老眼や体力の衰えで引退を考える職人のセカンドキャリアとして、職人の繊細な技を生かせるうどん店に着目した」と話す。 古民家を改装した2階建ての店内は、1階の天井を一部吹き抜けにして開放的な空間に仕上げた。2階部分のヒノキ板の壁面には、国内外で活動するアーティスト・BAKIBAKIさんが能舞台をイメージし、自身の代表的なデザイン「BAKI柄」を取り入れた松と竹を描いた。店舗面積は12坪。店舗1階の席数は、テーブル10席、カウンター6席。2階には製麺室のほか、DJブースやステージなどイベントで活用できるスペースを設ける。 うどんは、国産の小麦粉2種類と全粒粉を独自の割合で配合し、太さ5ミリに切り分けてもちもちとした食感に仕上げる。だしは、羅臼昆布をベースにかつお節やウルメイワシ、サバなどを組み合わせる。看板メニュー「疾風勁草うどん」(950円)は、すき焼き風の和牛をのせ平飼い卵に浸して食べてもらうぶっかけうどん。「大きなお揚げのきつねうどん」(850円)や天ぷらをトッピングした「疾風勁草天ぷらうどん」(1,400円)のほか、変わったところではレタスや紫タマネギ、素揚げうどんと共にチリソースに浸して食べる「メキシカンうどん」(950円)もそろえる。 18時からの夜営業では、おばんざいのほかうどんだしを使ったおでんなどの一品メニュー、圧力容器に密閉することで鮮度を落とさずに提供できるという日本酒サーバーシステム「KEGDRAFT(ケグドラフト)」の日本酒などアルコールを用意する。 営業時間は、昼=11時~14時、夜=18時~22時。
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