原日出子、藤竜也と40年ぶりの共演に「ますます魅力が増して、すごく素敵でした」
唐橋ユミがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「NOEVIR Color of Life」。“生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと”をテーマにした、トークと音楽が満載のプログラムです。各界を代表して活躍する女性ゲストが、自らの言葉でメッセージを伝えます。 今回の放送は、女優・原日出子さんが出演。藤竜也さんとの40年ぶりの共演でも話題になった現在公開中の映画「大いなる不在」(近浦啓監督、森山未來さん主演)などについて語っていただきました。
1959年生まれ、東京都出身の原日出子さん。劇団四季の研究生として女優デビューを果たし、1979年に「夕焼けのマイ・ウェイ」で映画に初出演します。1981年、NHKの連続テレビ小説「本日も晴天なり」の主演に抜擢され脚光を浴びます。同年に歌手デビューし、「約束」「青いラプソディー」などの曲をリリース。これまで数多くのテレビドラマ、映画、舞台などで活躍。2019年には、映画「鈴木家の嘘」で「第33回高崎映画祭」最優秀主演女優賞を受賞しました。現在は、藤竜也さんとの40年ぶりの共演でも話題になった映画「大いなる不在」(近浦啓監督、森山未來さん主演)が絶賛公開中です。 * 唐橋:今年でデビュー45周年を迎えた原日出子さんですが、現在公開中の映画「大いなる不在」では藤竜也さんと40年ぶりの共演を果たされています。映画を観たあとに“両親と話したくなる作品”だと感じました。 <映画「大いなる不在」ストーリー> 幼い頃に自分と母を捨てた父(藤竜也さん)が「警察に捕まった」という連絡を受けた卓(森山未來さん)。しかし、父は認知症になって別人のように変わっており、父の再婚相手である義母(原日出子さん)は行方不明になっていた。卓は父と義母の生活を調べ始めるが……。 原:ありがとうございます。 唐橋:「大いなる不在」は「父親の不在」というテーマ性に、「認知症」というモチーフが絡まるサスペンスヒューマンドラマです。主演は森山未來さん。原さんが演じる直美は、藤竜也さん演じる陽二が恋焦がれ、熱い思いで再婚した女性です。監督・脚本は近浦啓さんです。藤竜也さんとの共演はおよそ40年ぶりなんですね。 原:そうですね。私がたしか21歳のとき、相米慎二監督の映画「ションベン・ライダー」に参加させていただいて、そのときに藤竜也さんがお出になっていました。憧れの大先輩でしたので、そのときも緊張しましたが、現場はすごく楽しくて。たくさんお話をしてくださったり、若い方たちの面倒を見てくださいました。今回オファーが来たときに、藤竜也さんが出られると聞いて、その瞬間私は本(脚本)も読まずに「出ます! やりたいです!」とマネージャーさんに答えちゃいました(笑)。 唐橋:そのお話を聞いたら藤さんは嬉しいんじゃないでしょうか! 原:とってもお会いしたかったんですよね。 唐橋:40年ぶりってどんな感じですか? 原:お互いに歳は取りましたけども、藤さんは本当にお変わりがないです。 唐橋:藤竜也さんは現在82歳ですね。 原:(それを)伺って私もびっくりしました。ますます魅力が増して、すごく素敵でしたね。 唐橋:深みがありますよね。 原:今回の映画の藤竜也さんの演技は本当に素晴らしいと思います。何の苦労もなく作品の世界にすっと入れたのは藤さんのおかげだと思っていますね。 (TOKYO FM「NOEVIR Color of Life」放送より)