【MLB】ヤンキース・ソトが去就について語る 「ヤンキースはホームのよう」「どのチームも除外しない」
昨年12月に大型トレードでパドレスからヤンキースへ移籍したフアン・ソトは、ヤンキースの一員として初めてプレーする前から、2024年シーズン終了後の去就が大きな注目を集めていた。なぜならメジャー屈指の実力を誇る強打者が26歳という若さでFA市場に出ることになるからだ。すでに「10年5億ドル以上の超大型契約は確実」、「ニューヨーク2球団の一騎打ちになる」など様々な噂が飛び交っているが、そんななか、ソト自身が今季終了後の去就について口を開いた。 ヤンキースのフアン・ソトが今季39号アーチで100打点に到達する 今年10月に26歳の誕生日を迎えるソトは、今季ここまで142試合に出場して打率.289、39本塁打、100打点、117四球、出塁率.418、OPS.998を記録。大きな期待に応える見事な活躍を見せており、ア・リーグのMVP争いではアーロン・ジャッジ(ヤンキース)、ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)に次ぐ3番手の評価を受けている。自身初のシーズン40本塁打も目前に迫っており、今季の好成績によって、さらに市場価値が高まったと言えそうだ。 ソトは「チームメイトのおかげで快適に過ごせている」とヤンキースでのプレーを気に入っているようだ。ただし、「僕の期待は優勝することであり、それはまだ達成されていない。あくまでも優勝することが最優先の目標だ」と自身が好成績を残しているからといって満足しているわけではない。ナショナルズ時代の2019年にワールドシリーズ制覇を経験したソトは優勝の喜びを知っており、それをもう1度経験したいという思いが強いのだろう。 「正直に言うと、ヤンキースのことをホームのように感じている」と居心地のよさを認めたソト。しかし、その一方で「様々な選択肢がある。どのチームも除外しない。移籍してきてから快適に過ごしているけれど、FA市場で何が起こるか、動向を見守る必要がある」と慎重な姿勢を崩していない。それでも「僕は今いる場所で本当に快適に過ごしているよ」と話しており、来季以降もジャッジと強打者コンビを形成してニューヨークを沸かすことを最優先に考えているのかもしれない。