国立公園大山で単独登山中の男性(36)が遭難…冬山で一晩過ごす 22日午前6時すぎに捜索開始 登山届は未提出「雪で身動きとれず」と救助要請
21日、鳥取県の国立公園大山で遭難事案が発生し、22日早朝に捜索活動が開始されました。 【写真を見る】国立公園大山で単独登山中の男性(36)が遭難…冬山で一晩過ごす 22日午前6時すぎに捜索開始 登山届は未提出「雪で身動きとれず」と救助要請 琴浦大山警察署によりますと、21日午後6時ごろ、鳥取県大山町の国立公園大山で、登山者の男性(36)から「ユートピアコースで雪で身動きがとれなくなった」と警察に救助要請がありました。 通報を受けた警察などが対応しましたが、天候不良のため21日は捜索活動を断念。22日午前6時すぎに捜索隊が出発しました。 通報した男性の携帯電話の電池残量が少なく、なかなか連絡がとれていませんでしたが、22日午前5時35分に本人から折り返しの連絡があり、無事を確認できているということです。 また、男性の居住地などは分かっていませんが、単独での登山で、登山届は提出していなかったということです。 このあと、22日午前8時には担架など持った第二陣が出発を予定していて、天候の状況を見て救助ヘリなども出動させるということですが、中国地方の上空約5500メートルには氷点下27度以下の寒気が流れ込んでおり、冬型の気圧配置が強まっています。 鳥取県では22日夜遅くにかけて大気の状態が不安定となり、山地を中心に大雪となる見込みで、厳しい天候が予想されています。
山陰放送