広島・戸根が戦力外通告「当然。そうなるだろうなと思っていた」巨人から現役ドラフトで移籍も今季は1軍登板なし 今後は「未定」
広島は8日、戸根千明投手(31)ら6選手に来季の契約を結ばないことを通達したことを発表した。巨人でも活躍した中継ぎ左腕の戸根は「もう当然ですよね。そうなるだろうなと思っていた」と非情通告を受け止めた。 【写真】ファンも涙 曽根らカープカラーのネクタイで報道陣の前に 通告後に報道陣の前に立った戸根は「来季の構想からは外れていると。俗に言う戦力外通告ですね。それを受けてきました」と明かした。その上で、「もう当然ですよね。今年の自分の成績からしたら納得できますし、体の状態と結果が全く伴わなかった。そうなるだろうなと思って、今日を迎えました」と話した。 現役ドラフトで22年オフに加入。広島2年目の今季は強固な中継ぎ陣に割って入ることができなかった。「左ピッチャーの塹江君や森浦君がすごく良かったのは分かっていましたし、ハーン投手もいて、チャンスは少ないだろうなっていうのは思っていた。その少ないチャンスをつかめなかったのは僕の実力。素直に受け止めたい」と清々しさも感じる口調で話し、今後については「未定です」とした。 戸根は2014年ドラフト2位で日大から巨人に入団。1年目から2年連続で中継ぎとして40試合以上に登板したが、徐々に登板機会を減らしていき、22年オフに現役ドラフトで広島へ移籍した。23年は24試合に登板するも、今季は1軍での登板がなかった。