【ホラー漫画】鬼の祟りで無惨な姿となった美女の運命とは?呪われた噂が引き起こす恐怖、恐ろしくも悲しい物語に反響の嵐【作者に訊いた】
コミックシーモアにて『鬼妃~「愛してる」は、怖いこと』を連載し、SNSにも投稿している町田とし子(@matidatosiko)さん。原作は鉈⼿璃彩⼦さんの同名⼈気⼩説で、主⼈公がネットにある怪談朗読を投稿したことがきっかけで、幼馴染が無惨にも⻤に祟り殺されてしまうというエピソードだ。本作を描こうと思ったきっかけや苦労した点などについて、町⽥とし⼦さんにインタビューした。 ※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。 【漫画】本編を読む ■自分の軽はずみな行動で幼馴染が鬼に殺された!?衝撃的な内容に話題騒然! 町田さんはこの作品のコミカライズの依頼を受けるかどうか悩んでいたそうだが、原作の印象的な表紙や、悲しくも恐ろしい世界観にどんどん惹かれていったと話す。「このシーンは自分ならどう描くか?」「このキャラはどんなデザインにする?」と四六時中考え続ける自分に気づき、描くことを決断したそう。 本作では、キャラクターの心理を深く掘り下げる工夫がされている。原作のシーンをあえて軽く描くこともあったが、それは漫画と原作を交互に読むことでキャラクターの新たな一面に気づいてもらえるよう意図されたものだ。もちろん、漫画単体でも十分に楽しめる作品に仕上げている。 町田さんが特に苦労したのは男性キャラクターの描写だという。原作の魅力的なキャラを台無しにしないように、時間をかけて描き直しを繰り返したそう。中盤に登場するキャラは何度も描き直しており、単行本化の際にはさらに修正する予定だと教えてくれた。 作中では鬼の噂を語ったことで幼馴染が亡くなってしまうが、町田さんは「自分の言動が他人を傷つけてしまう恐怖に共感した」と話す。何気ない発言が原因で糾弾され、一度責められればもう遅い。理不尽に責められる恐怖が、この物語の怖さをより一層引き立てている。 今後は、ミステリーや歴史、ラブコメ、グルメなど多彩なジャンルに挑戦していきたいと話す町田さん。ホラーも描き続けるが、明るい作品にも挑戦したいそうだ。 先祖代々、鬼から村を守っていた舘座鬼家の子孫である幼馴染が鬼に殺されて変わり果てた姿になってしまう…。果たして、このあとどんな展開になるのか気になるところだ。興味のある人はぜひ読んでみてほしい。 取材協力:町田とし子(@matidatosiko)