超満員のアリーナで鮮やかな逆転勝利も……「全然まだ足りないっす」エスポラーダ北海道・室田祐希が満足しない理由とは?|フットサル
10月27日、北ガスアリーナ札幌46にてFリーグ2024-2025 ディビジョン2の第12節が行われ、エスポラーダ北海道とアグレミーナ浜松が対戦。北海道が5-2で勝利した。 【映像】次世代GKの神セーブ!元日本代表&初代リーグ得点王も大絶賛! フットサルがうますぎる男、室田祐希。昨シーズンで現役引退を発表していたが、F1に昇格できなければクラブがなくなることを知って、わずか2カ月のブランクで“現役復帰”した。 この日も背番号7は左サイドを主戦場としながら、異次元のテクニックで、何度もチャンスをうみだした。チーム4点目となる小原風輝のゴールを演出したのも室田のパスだった。 ただ、試合後のエースに満面の笑顔はなかった。むしろ「まだまだ足りない」と厳しい言葉が並んだ。そこには、F1昇格のその先を見据える、室田の覚悟があった。
やるなら、とことんやりたい
──鮮やかな逆転勝利となりましたが。 全然まだ足りないっす。 ──室田選手としては納得していない? はい。今日も、僕が左サイドに止まってボールをさらして、攻撃の起点になるパターンになってしまっていたので。ワールドカップを見ていたんですけど、ポルトガルのクワトロみたいに、全員が連動したプレーをしたい。僕がスペースを空けて、他の選手が入ったり、そういうバリエーションを増やしていかないと。 ──このままじゃいけないと。 1年でのF1昇格を目標にしているので、試合に勝つことは大事です。ただ、F2で圧倒しないと、F1に戻ったとしても、また落ちてしまう。今のままじゃ、まだまだF1で勝てるチームにはなれないと思っています。だから、僕自身は満足できません。 ──ブランクはほぼなかったですか? F1・F2入替戦が終わった後は1週間に1回ぐらいしか動いていなかったですが、そこはオフシーズンの時期でもあるので、ほとんどないようなものです。 ──2カ月間とはいえ、現役引退した選手とは思えないぐらい、すごくモチベーションが高いように感じます。 ハハハ。そうですか? でも、やるなら、とことんやりたいなって。だから一生懸命やってます(笑)。フットサルは楽しいので。