政府、景気判断据え置き 物価は上昇テンポ緩やかに
政府は19日、12月の月例経済報告を公表し、国内の景気判断を「このところ一部に足踏みもみられるが、緩やかに回復している」とし、前月から据え置いた。11月は10カ月ぶりに引き下げていた。個人消費や設備投資といった主要項目は判断を維持した。消費者物価に関し「上昇している」から「このところ上昇テンポが緩やかになっている」と表現を変更した。 中国の不動産市場停滞に伴う影響などを今後のリスクとして提示。中東情勢にも注意が必要だと指摘した。 項目別では、個人消費が「持ち直している」、設備投資は「持ち直しに足踏みがみられる」でそれぞれ据え置いた。