【ボートレース】菅章哉が怒濤の今年9度目V、師匠の出迎えに「涙が出ました」/若松
<若松ボート>◇最終日◇8日 1枠菅章哉(36=徳島)が逃げて、今年9度目、若松では3節連続優勝を飾った。2コース中辻博訓がスタートを踏み込んできたが、冷静に先マイを敢行。3コース石田章央のまくり差しは菅の引き波に乗って少し流れたため。石田が2着、大外の木下が3着に入った。 ウイニングランを終えてピットに戻ってくると、師匠の近藤稔也が笑顔で出迎えてくれた。「涙が出ました」とうれしそうに語ると、「(4枠の)岡崎(恭裕)さんの前付けもあると思って、出足寄りに調整していました。いい仕上がりだった」と、笑顔でレースを振り返った。 今年の快進撃は、ここ若松から始まった。1月当地一般戦で優勝すると、2月鳴門、4月津、7月宮島、8月蒲郡と重ね、9月の当地で、SGクラシックの出場目安となる6度目の優勝を決めた。さらに、10月からつ、11月下関と優勝を積み上げ、この日の若松3節連続Vで、来年3月の当地SGクラシックへ弾みをつけた。「ほんと、若松で毎週レースしたいくらいです(笑い)。これから師匠と祝杯をあげてきます」と軽やかに引き揚げていった。