松山の観光客555万5500人 23年、コロナ前の9割に回復(愛媛)
愛媛県松山市は28日、2023年の観光客数(推定)が前年比16・1%増の555万5500人だったと発表した。新型コロナウイルス感染症の5類移行による旅行需要の回復や、航空事業者と連携し関西圏に加えて九州や首都圏からの誘客に努めたことなどが奏功し、新型コロナ禍前(19年)の9割程度まで回復した。 外国人観光客数は12・4倍の21万6100人と大幅増。松山空港発着の国際定期路線の韓国・ソウル線が3月に再開し、10月からは週7便に増便したほか、同・釜山線が11月に新規就航。クルーズ船の寄港再開なども寄与した。 主要観光施設の入り込み客数は、新型コロナ5類移行で人数制限を解除したことなどにより34・5%増の272万8600人。施設別では道後温泉(本館、椿の湯、飛鳥乃湯泉=あすかのゆ)77万1626人(23・7%増)▽松山城ロープウエー・リフト124万7319人(42・6%増)▽同天守46万1301人(36・2%増)-など。
愛媛新聞社