「日本酒を配った立民・梅谷守氏VS“裏金”自民・高鳥修一氏」NHK党・浜田聡氏が新潟5区を解説
政治団体「NHKから国民を守る党」の浜田聡参院議員が12日未明、自身のYouTubeチャンネルを更新し、衆院選(27日投開票)の注目選挙区について解説した。 【写真】日本酒配布もすんなり公認となった梅谷守氏 浜田氏は「有権者に日本酒を提供した立憲民主党の梅谷守vs自民党の高鳥修一 衆院選新潟5区(旧新潟6区)」と題して動画を掲載した。浜田氏は「かつて有権者に日本酒を配って話題となった立憲民主党の梅谷守衆議院議員ですが、今回は立憲民主党から無事公認をもらって挑戦をされるということで」と動画掲載の理由も説明した。 梅谷氏は今年1月、選挙区内で行われた町内会の行事で有権者に日本酒を配ったことが明らかになっている。日本酒を配る動画なども公表された。その後、新潟県内の行政書士が公職選挙法違反の疑いで検察などに告発状を提出している。 梅谷氏自身は2月20日にフェイスブックにのみコメントを掲載。「このたびの私の軽率な判断についてお詫び申し上げます。報道で指摘されている物品等については、各々のイベントの対価として提供したものですが、今後は対価としてであっても疑義を生じさせかねない物品等の提供は差し控えることとし、改めて公職選挙法の趣旨に則って適切に対応して参ります。衆議院議員 梅谷守」と説明している。あくまで「対価」というスタンスで、立憲民主党は「1か月間の党員資格停止」という処分だった。 党員資格停止期間はすでに終了しており、梅谷氏はすんなりと公認された形。自民党では政治資金パーティーの収支報告未記載、いわゆる“裏金問題”で、処分の期間が終わっているにもかかわらず比例名簿に掲載されない“ペナルティー”を与えられた議員もいる。 なお、過去には、自民党の小野寺五典衆院議員が氏名入りの線香を選挙区に配り、その後書類送検され、2000年に議員辞職したことがある。14年には自民党の松島みどり衆院議員が地元で「うちわ」配布していたことが発覚し、法務大臣を辞任。21年には自民党衆院議員で経済産業大臣だった菅原一秀氏が、地元で計約80万円の現金や生花を渡したとされる事件で、公職選挙法違反(選挙区内での寄付)の罪で略式起訴され罰金40万円、公民権停止3年となった。 浜田氏は梅谷氏の対抗馬となるのが自民党の高鳥修一氏と説明。地元紙の記事なども引用しながら、2021年の衆院選(当時は新潟6区)では両社が9万票以上を集め、わずか130票差で梅谷氏が当選していたことも伝えた。 17年の選挙もやはり僅差で、高鳥氏が当選。14年の選挙では共産党の候補も出馬していたため、その分の差をつけて高鳥氏が当選しており、野党共闘が実現すればどちらに転ぶか分からない状況だと解説した。「こういうのを見ると、立憲は共産と組んだ方がいいんだろうと思いますね。モラル的にどうやねんっていう話はありますけど」と付け加えた。 また、高鳥氏については「いわゆる裏金議員と呼ばれる方になります」と説明。「日本酒配った方とどっちもどっちと言われればそうなんですが」とツッコミつつ「最後に判断を下すのは新潟5区の国民ということでございます」と有権者に結論を委ねた。 (よろず~ニュース編集部)
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