「ナックル姫」吉田えりの兄・勇介氏が仲間と作り上げる横浜の野球秘密基地
~人と人との繋がりが作りだす快適な野球環境
2021年末に横浜市営地下鉄・北新横浜駅から徒歩3分の場所に最適物件が出た。2022年オープンの最初の秘密基地「BAY SIDE LINE」(以下新横浜)が生まれることになった。 「元々は宅配業者のベースだった場所で、スペースを十分確保できるので契約した。『野球ができる秘密基地が欲しい』という仲間達と手分けして作り上げました」 「約2ヶ月かけ、ほぼ手作りしました。防音などの工事は職人さんに頼みましたが、芝張りとかは友達を呼んでやりました。ネットやワイヤー等の知識も勉強しました」 続いて2023年に開場した「glowing field」(以下鶴見)も偶然の積み重ねがあり夢の実現に漕ぎつけた。 「新横浜での経験を活かし鶴見はよりレベルアップできた施設になったと思います。もちろん前回同様、こっちも仲間達と手弁当での手作りに変わりありません」 施設を一緒に作り上げてくれる人、コーチとして運営を手伝ってくれる人…。野球好き達の繋がりにより着実に前進を続けている。
~24時間使用可能な新横浜、豊富な練習スペースがある鶴見
新横浜の「BAY SIDE LINE」と鶴見の「glowing field」には各々の用途や個性が存在する。 新横浜は会員制で24時間使用可能なことが強み。そしてデータ分析機器「ラプソード」が常備してありパフォーマンスを科学的に探求することができる。 「パーソナルジムのような感じで全部入口のICで管理しています。夜中2-3時にバンバンやっている人は少ないですがいつでも使えます。僕らは野球をやりたくなったら夜中に使っています(笑)」 「ラプソードが投球、打撃用で3台あります。まだ使用方法等が浸透していない部分もありますが、新横浜へ来れば自由に使えて分析を行うこともできます」 鶴見はスケールの大きさがウリだ。打撃ゲージ、ブルペン、トレーニングルームの規模感はプロの室内練習場と比較しても遜色はない。また会員制ではなく時間貸しで手軽な価格設定なのも喜ばれている。 「打撃ゲージ5ヶ所、ブルペン3つ、トレーニングルームが完備。打撃ゲージ1ヶ所から使用できます。イベント等にも対応可能で、提携している隣の業務スーパーと合わせ30台程度の駐車場もあります」 「時間貸し制で営業時間も決まっています。『新横浜のような会員制だと値段が高い』という声もあり、学生さん等が気軽に使用してくれます。新横浜使用者の声を反映した部分も多く、清潔感に溢れています」