dカード PLATINUMはお得なのか。GOLDユーザーが試算してみた
こちらはBusiness Insiderの無料メルマガに掲載されたコラムです。 無料メルマガでは、日替わりで編集部員がコラムを執筆しています。 Tech Insiderの振り返りコラムは、毎週土曜日11時に配信しています。 先週のことですが、11月7日にNTTドコモは、最上位クレジットカード「dカード PLATINUM」を発表しました。年会費は2万9700円(税込)、11月25日から申し込みの受付が始まります。 自分はドコモの契約年数20年6カ月で、自宅の光回線も「ドコモ光」、「dカード GOLD」(年会費1万1000円)を持つ割とコアなドコモユーザーです。 dカード PLATINUMのようなクレジットカードは、いかにその会社のポイント経済圏を活用しているかで、お得か(年会費の元が取れるか)が決まります。 自分の場合はどうか、試しにざっくりですが計算してみました(ポイント付与率はひとまず初年度のもの)。まずは現状は以下の通り。 携帯料金:ahamo→ポイントの対象外 光回線料金:ドコモ光(マンション)→特典分は月間760ポイント→年間9120ポイント 電気料金:ドコモでんき未契約のため特典対象外 dカード積立:マネックス証券未契約のため特典対象外 レストラン優待サービス:全国200店舗のレストランで2名以上の利用で1名分無料(金額不明) 空港ラウンジ:国内(目安:1回あたり1100円相当)、海外の空港はプライオリティ・パスで年10回まで無料(目安:329ドル=約5万1000円相当) 特典対象外であるahamoを契約している限り、「eximoポイ活」の特典や、携帯料金でのポイント還元特典が受けられないため、正直自分は厳しいですね。 ドコモでんきには乗り換えてもいいのですが、自分の住む東京電力エリアはエネルギー価格高騰を理由に「受付再開日未定」の状態が続いており、契約がそもそもできません。 積立投資は別の場所で設定しており、大体毎月4万円程度を積み立てています。これをマネックス証券のdカード積立に乗り換えると、初年度(一律3.1%)だと毎月1240ポイント、年間1万4880ポイントになります。 積立と光回線の特典分で年間2万4000ポイントにはなるため、そのほかの空港ラウンジやレストランの特典、またahamoでもらえる毎月+5GBのボーナスパケット(月間2750円相当)を考えると、年会費2万9700円(税込)はギリギリペイできそう…という印象です。 ただ、現在自分はつみたてNISAを別の証券口座で設定しているため、NISA口座を移したり、新たに課税される証券口座を増やすメリットは今のところ感じていません。 また、dカード GOLDのドコモ料金(携帯・光・電気)の特典還元率と、dカード積立の特典還元率は、毎月のショッピング利用額で変動してしまい、2年目以降も初年度と同じ還元率をキープするには少なくとも毎月20万円以上の買い物が必要です。 買い物はメインカードにしてしまえばできないこともない気がしますが、証券口座のことを踏まえると個人的にはGOLDからPLATINUMに移行することはないかな、と思います。 今ドコモをガッツリ使っていて、まだ積立投資をしていないという人は、初年度はなかなかお得に使えるカードになっているのではないでしょうか。 NTTドコモのおすすめ記事
小林 優多郎