東出昌大「寂しい」 ひろゆきとの南米旅も二人でゴールできず…『世界の果てに、東出・ひろゆき置いてきた』最終話
2024年7月21日、『世界の果てに、誰か置いてきた』シリーズの第2弾『世界の果てに、東出・ひろゆき置いてきた』の第18話が配信された。 【写真】東出が語る“ひろゆきへの想い” 気づけば、旅も終盤。一行は、パラグアイ・イグアスへ。そこには、戦後の移民政策でパラグアイに渡った日本人と、その子孫らが850人ほど住む集落イグアス日本人移住地というものがあった。 聞き慣れない言語の中を旅してきた東出とひろゆきにとって、そこは異空間。異国の地でありながらも、日本語が飛び交う環境のなかで2人は集落に住む人たちから手厚い歓迎を受けた。2人にとって、最後の夕食は図らずも、たくさんの人に囲まれて過ごすことになる。そこには「アボカドはわさび醬油をつける」のが最高と、日本に住んでいるような光景が。最後の最後に、日本を色濃く感じるこの地で2人は何を思ったのか。気になるところだ。 翌日、イグアス日本人移住地を出た一行はバスに乗って、電気街シウダー・デル・エステへ。そこには、日本と同じくらい、いや、それ以上の携帯ショップが並び、時折スタンガンや空気中が売られていた。しかし2人の物欲に刺さるものは特になく。ひろゆきは「日本で全部買えますからね」と冷静にコメント。 そんなシウダー・デル・エステの街を飛び出して到着したのは、5カ国目ブラジル。 そこで2人は出会った運転手に連れて行ってもらいイグアスの滝を見に行くことに。しかし、東出はあまりに寝起き直後のため、やや言葉数少なめ。シリーズ第1弾のアフリカ旅の時には気遣いモードが色濃かったゆえに、こんな東出は見られなかった。そう思うと、22日旅を共にしたことで2人は巣を見せ合える関係性になったのだろうと改めて感じさせた。 そうして過ごしているうちに、2人に残された時間は残りわずかに。最終的には、急遽夜ご飯も一緒に過ごしたものの、この日が正真正銘のお別れとなった。 別れのときが近づくに連れ、寂しさを素直に表現できず、ただただ饒舌になるひろゆき。いつもとは変わらないように見えても、時折「寂しい」という言葉を口にする東出。ふたりが別れの時間に、どんな行動を取るのかは、まるで真逆だった。しかし、それも、この旅で距離が近くなった証拠。お互いに自分なりの形で、相手に合わせることなく“別れ”を表現する様子を見て、この旅でふたりがどれほど距離が近くなったのかを想像させた。 ただ、そんなふたりに共通するのは「できれば2人でゴールしたかった」ということだろう。シリーズ第1弾も、第2弾も1人での旅が始まり、ゴールはひろゆきのみだったから。 もしもシリーズ第3弾があるとしたら、ぜひ最後に2人でなににも遮られていない大海原を見つめるカットを見たい。そう強く思わせてくれた最終回だった。
於ありさ