『虎に翼』星長官の朗読に自然と拍手が…視聴者「平田満さんの名演に胸を打たれた」「まるで1本の映画」「いつもの回と少し違う、しっとりとした感動」
◆7月2日の『虎に翼』 現在放送中の伊藤沙莉さん主演・連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合/毎週月曜~土曜8時ほか)。第14週「女房百日 馬二十日?」の67回が7月2日に放送され、話題になっています。 【写真】明日の『虎に翼』あらすじ。日本人男性とフランス人女性の離婚調停を担当する寅子。両親共に手放したがる子を救うべく… *以下、7月2日放送内容のネタバレを含みます。 休日返上で航一(岡田将生さん)と改稿作業をする寅子。航一はおだやかだが考えていることが全く読めない。 戸惑いながらも改稿作業を楽しむ寅子。一方、家庭局では、家事部と少年部の親睦を深めようと寅子が昼食会を企画するが、まったくうまくいかずーーといった話が描かれました。
◆あらためてあらすじ 第67話では、最高裁判所長官・星朋彦がかつて出版した著書を、その息子・航一と寅子が改稿する姿が描かれました。 航一は穏やかですが、何を考えているのか全く読めない。寅子は戸惑いつつも次第に作業に没頭していきます。傍らには寂しそうな娘・優未の姿も。 作業最終日、「竹もと」で表紙の装丁を見た寅子は驚きました。そこにあったのは”星航一 佐田寅子 補修”の文字。驚く寅子に、航一は「佐田さんもこの本を書かれているでしょう?」「“お手伝い”の度はとうに超えていますよ」と答えました。 寅子は夫・優三がかつて本を出したいと語っていたことを航一に話します。そして「代わりに夢を叶えたってことにしちゃおうかしら」と語ると、航一は「なるほど」とつぶやくのでした。 それから竹もとにやってきた星長官が完成した序文を読み上げると、寅子だけではなく、梅子やほかのお客さんまで拍手をしました。その後、星長官は、本の出版を前に亡くなったことがナレーションで明かされます。
◆ネットの声 今日の回では、星長官が自ら書いた序文の内容に加え、長官を演じる平田満さんによる心に染み入る朗読が大きな反響に。ネットには様々な感想が飛び交っていました。 「短い出演。でも十分に伝わる平田満さんの名演に胸を打たれました」「1本の映画を観たような気分」「すばらしい序文の内容、そして朗読に心が震えた」「優三さんが法律の本を出したいと言っていたことが、こういった形で回収されるとは」「たまたま聞いていた子供まで拍手を…民法の理念が広まっていくさまがこれ以上なくつたわってくる」「いつもの『虎に翼』とちょっと違う、しっとりとした感動が」といった声が見られています。 朝ドラ通算110作目となる『虎に翼』は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんがモデル。昭和の法曹界を舞台に、激動の時代を描いたリーガル・エンターテインメントです。 仲野太賀さんや石田ゆり子さん、松山ケンイチさんらが出演し、尾野真千子さんが語りを、脚本は吉田恵里香さんが担当。 主題歌『さよーならまたいつか!』は米津玄師さんが手掛けています。
「婦人公論.jp」編集部
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