アデル、公演中に観客席のセリーヌ・ディオンと再会 号泣しながらハグ
ラスベガスでの定期公演「The Weekend with Adele」を開催しているアデル。先週末の公演では観客を感動させるハプニングがあった。
事件が起きたのは客席の間を歩きながら「When We Were Young」を歌っているとき。スタッフからセリーヌ・ディオンが来ていることを知らされたアデルは彼女の元へ。セリーヌの手をとり彼女を引き寄せると、感極まって涙しながらハグ。セリーヌと何か言葉を交わしていた。彼女がセリーヌの顔を手で包み込むと、セリーヌは彼女の手をとってキス。アデルは別れ難そうに彼女から離れるとパフォーマンスを続行した。その様子を観客がカメラで捉えている。セリーヌは14歳の双子の息子、ネルソンとエディと一緒に公演に来ていた。
アデルは涙を拭きながらステージへ戻り、観客にセリーヌを紹介。「ミセス・セリーヌ・ディオンに拍手を」と呼びかけると会場からは盛大な歓声と拍手が。セリーヌは涙を拭くと、立ち上がって観客の拍手に手を振って答えた。セリーヌは2022年冬に難病のスティッフ・パーソン症候群であることを公表、闘病を続けている。
アデルは以前からセリーヌの大ファン。セリーヌが噛んだガムを額に入れて家に飾っているほど。ちなみにこのガムを入手してくれたのはアデルの友人、ジェームズ・コーデン。セリーヌが彼の番組のカープールカラオケに出演したとき、アデルがセリーヌのことを敬愛しているのを知っていたコーデンはセリーヌにガムを紙の上に出してもらい、それを額に入れてアデルにプレゼントしたという。アデルとセリーヌは2017年のグラミー賞授賞式で直接対面している。この年、プレゼンターを務めたセリーヌは「Hello」で年間最優秀楽曲賞を受賞したアデルにトロフィーを手渡した。
今年の夏のパリ五輪の開会式では久しぶりに公の場所で歌ったセリーヌ。圧倒的な歌声で世界を涙させた。この日の様子を見る限り、アデルもきっと大号泣だったはず。