角田は14位で6戦連続入賞ならず…ゴール直後に多くの観客がコースに侵入し、主催者に約8000万円の罰金
◇20日 F1第19戦アメリカGP(テキサス州オースティン) RBの角田裕毅は14位に沈み、6戦連続で入賞できなかった。ダニエル・リカルドに代わって新チームメートとして今回から出場のリアム・ローソン(ニュージーランド)は9位入賞を果たし、明暗を分ける形となった。 10番グリッドからスタートし、1周目に8番手に浮上したが、その後はペースが上がらず後退。ウィリアムズのアルボンをコース外に押し出したとして5秒のタイムペナルティーを科された。「タフでフラストレーションがたまるレースだった。この後すぐに次のメキシコがあるので、もっと強靱(きょうじん)になって戻ってきます」と振り返った。 アメリカGPを含めた残り6戦はローソンを相手に来季のレッドブルのセカンドシートを懸けたオーディションの意味合いもあり、先手を打たれてしまった。 優勝はフェラーリにシャルル・ルクレール(モナコ)が飾り、2位に同僚のカルロス・サインツ(スペイン)が入った。レッドブルのマックス・フェルスタッペン(オランダ)は3位で、第11戦オーストリアGPから9戦連続で勝利から遠ざかっている。 ゴール直後にはピットに戻るマシンがコース上に残っている状態で、大勢の観客がフェンスをよじのぼってホームストレートに立ち入ったとしてグランプリ主催者に最大50万ユーロ(約8000万円)の罰金が科された。
中日スポーツ