日産が「2人乗りR32 GT-R」を公開! デザインそのままに430馬力「高性能EVユニット」搭載! 車好きも大注目の「大改造EV化プロジェクト」開始したワケ
しかし、日産だけでなく、国産スポーツカーを代表するモデルということもあり、社内からもさまざまな意見があったようです。 「日産の従業員のなかには、思い入れの強いメンバーも結構いるので、なかでも(新車登場時の衝撃を知る)40代より上の世代からすると、R32GT-Rはそうとう“神格化”されています。 社内からも『触るな』『何してくれているんだ』という声もありました」(日産 平工氏) とはいえ、平工氏自身もスカイラインを乗り継ぎ、R32型にも思い入れが強かった分、オリジナルを極力残すようにしたといいます。 「私自身も当時買いたくて買えなかったクルマで、R32は乗っていたんですけども、GT-Rは買えなくて。私から見ても神格化されたクルマです。 R32が大好きで、しかもオリジナルの雰囲気が一番好きなのでデコレーションしたくなかったのです。そのままが良いと思ったので、ホイールも純正のデザインを活かしたままインチアップしたオリジナルのものを、新たに製作しました。 EVなのでエンジンルームは違いますが、それ以外の外回りはマフラーがない以外はほとんど変えてません」
「R32EV」詳細スペックは? 「音」「振動」まで再現
パワートレインはRB26DETTや5速MTを降ろし、日産のEV「リーフ」用のモーターとリーフのレーシングカー「リーフNISMO RC02」のバッテリーを搭載。なお、再び当初のRB26DETTエンジンに戻すことも可能だといいます。 4WDシステムもアテーサ E-TSから前後2モーター4WDへ変更し、トランスミッションは無段変速機ですが、パドルシフトで擬似シフト操作ができるようになっています。 これにより、最高出力は320kW(約435馬力・160kW×2基)、最高トルク680Nm(340Nm×2基)を確保しました。車重は1797kgで、重量に合わせてモーター出力・トルクをチューニングし、パワーウエイトレシオはBNR32と同等としています。 ボディサイズは全長4545mm×全幅1755mm×全高1340mmと変更はありません。
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