発達障害の女性から1300万円詐取か 39歳の男逮捕 女性は全財産を失い入院 京都
不動産会社の社員の立場を利用し、管理物件のマンションに入居する発達障害の20代の女性から前払い家賃などの名目で現金約1300万円をだまし取ったとして、39歳の男が逮捕されました。 準詐欺の疑いで逮捕されたのは、京都府亀岡市の児童養護施設職員、井上充善容疑者(39)です。 井上容疑者は南丹市の不動産管理会社で勤務していた2021年2月から10月、管理していたマンションで暮らしていた20代の女性に「家賃や更新料を前払いしてもらう」「保険料を支払ってもらう」などとうその内容のメールを送信。 女性から57回に渡って現金1294万円を受け取った疑いがもたれています。 井上容疑者は「うそを言ってお金を受け取りました」と容疑を認めているということです。 警察によりますと去年2月、女性の母親から「娘と連絡が取れず、家賃も滞納している」と警察に相談があり、警察が入院している女性を発見。 女性はほぼ全額の財産を失ったことで生活ができなくなり、健康状態の悪化から治療を受けていたということで、警察が入院するまでのいきさつを調べていました。 女性は被害後に周囲のすすめで検査を受け、発達障害と診断されたということです。
ABCテレビ
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