アジア最大級の国際短編映画祭で受賞!映画『空の港のありがとう』清水美砂、片岡凜、成田国際空港社長が考えた“成田国際空港の魅力”に迫る
――今回は成田国際空港だけでなく成田市の観光地もロケ地として登場します。片岡さんは今回の成田市ロケを通して印象に残った出来事などありますか。
片岡「成田山表参道のお団子屋さんをお借りして撮影していたのですが、とてもいい匂いがして。劇中で食べるシーンはなかったのですが映像外で思わず頬張ってしまいました(笑)。あとは人生で一度も鰻を食べたことがないのですが、近くの鰻屋さんからも香ばしい香りがして思わず反応しました。鰻は結局食べ損ねたので今度プライベートで食べに行こうと思います」
――ぜひ人生初の鰻は成田市で食べてほしいところです。田村社長にもお聞きしたいのですが本作が公開されるにあたり一番期待していることは何ですか。
田村「空港の雇用対策ももちろんありますが、前提として“成田国際空港”を知っていただき、そこで働く方々の働きぶりを見ていただき、そういう方が多く住んでいる“成田市”という街を知っていただくというのがあります。その結果として地域の活性化や空港での雇用に繋がれば嬉しいです。成田市を知っていただくことで旅行者も空港利用時だけではなく “成田空港周辺にもいいとこがあるから見てみよう”と訪れる方が増えてくればいいなと思います。それこそ片岡さんのように鰻も食べていただきたいですし(笑)。成田周辺には他にも日本の原風景を感じさせる自然や古い町並みなども沢山あるのでどんどん知ってもらいたいです」
――本作は多くの人に“成田国際空港”そして“成田市”を広めるいいきっかけになりそうですね。それでは最後に、成田国際空港で現在働いている人やこれから働きたいと思っている方へのメッセージをお願いします。
清水「“空港で働くこと”に対して「大変そう」と負のイメージを持つ方もいるかもしれません。でも見方を変えれば厳しい環境に身を置くことは「人としての成長に繋がる」と思っています。成田国際空港は国際色豊かな中で成長でき、日本人として改めて日本を感じる場所でもあります。厳しい世界にあえて足を踏み込み成長するのもいいのではないでしょうか」 片岡「空港は人生の背中を押し、新しい発見をさせてくれる場所だと思います。今回撮影を通して、“こんな場所で働けたら本当に素敵だろうな”と思いました。映画を見ていただき少しでも多くの方に空港のお仕事について興味を持っていただければと思います。本作で航空業界を盛り上げるお手伝いが少しでもできていれば嬉しいです」 田村「日本は島国だからこそ、今後経済成長していくためには海外の国々と繋がってないと国自体が成り立たちません。そういう意味で航空業界は日本を支える産業だと思うんですね。そんな航空業界を支えている空港ではいろんな職種の人が働いている。本作を通して航空業界の仕事がものすごく大切でやりがいもあるということを知っていただければありがたいですし、我々空港もこれから活動を知っていただく努力を続けようと思います」
――ありがとうございました。
聞き手:ロケーションジャパン編集長 山田実希 【地域発信型映画『空の港のありがとう』】 出演:清水美砂 、片岡凜、松野晃士、矢柴俊博、遠藤かおる、寺内ゆうき ほか 監督・脚本:Yuki Saito 音楽:堤裕介 制作・配給:吉本興業株式会社 製作:成田空港地域映画製作委員会 吉本興業株式会社