アジア最大級の国際短編映画祭で受賞!映画『空の港のありがとう』清水美砂、片岡凜、成田国際空港社長が考えた“成田国際空港の魅力”に迫る
本日行われたショートショートフィルムフェスティバル & アジア2024「Branded shorts of the Year」にて観光映像大賞観光庁長官賞を受賞した地域映画『空の港のありがとう』(製作:成田空港地域映画製作委員会/吉本興業株式会社)。成田市出身のYuki Saito監督がメガホンを取り、成田国際空港内での騒動を通して“ありがとう”の大切さを思い出すグランドハンドリングスタッフとその家族の姿を描いた。空港で働く人々や成田市の風景を丁寧に映し出した本作は、成田国際空港の人材確保や成田市の活性化に繋がる映画として現在注目されている。 今回は本作の主演・清水美砂と共演・片岡凜、ロケ地となった成田国際空港株式会社・田村明比古代表取締役社長に映画製作を通じて見えてきた成田国際空港や成田市の魅力を詳しく聞いた。
――本作は成田国際空港でメインロケが行われたということですが、清水さんが撮影を通して感じた“成田国際空港の良さ”はどこですか。
清水「成田国際空港は本当に国際色豊かですよね。常に新たな出会いがあり人が集まって様々なエネルギーを発している。あの空気感はとても居心地がいいと感じます。加えて成田国際空港は人間の成長する場としても最高だと思っていて。グローバルな面もそうですが、映画にもあるような予測できないハプニングが多々起こる中でも皆さんポジティブなところがいいですね。私自身成田国際空港を頻繁に利用していたのですが、帰ってくるたびにほっとします。あの感じが私は本当に大好きでこういうところって他になかなかないなと思いますね」
――さすがは日本を代表する“空の玄関口”ですね。では皆さんが本作を通して成田国際空港について再発見したことなどはありますか。
清水「私はこれまでインフォメーションセンターに行く機会がありませんでした。でも実際に自分がグランドハンドリングスタッフを演じてみて、こういう仕事だったんだという発見がいくつもありました。例えば、しっかりお客様への対応マニュアルもありましたし、地上スタッフの方の英語力も素晴らしくて。劇中で娘の美空が“海外に行かなくてもここでもできるじゃん”と言っていますが本当にそういう思えるぐらいのいい環境ですよね」 片岡「逆に私は普段利用することがほとんどないので、撮影前までは空港が生活とかけ離れているイメージでした。でも実際に撮影する中で、将来に向けてこういうことをやってみようという挑戦を後押ししてくれる場だなと感じました。あとは日常的すぎて逆にできなかったことも空港という場所に行くと少し気持ちに変化が生じるというのは私の中で新鮮でした」 田村「現場で働くスタッフは実際にたくさんの外国のお客様を温かく迎え入れて快適な旅を支援しています。それが今回のような映画になり、いろんな方からありがとうと言われているのを見ると、改めて地上スタッフの方の重要性を再認識しますね。本作を見て“成田国際空港で働いてみたい”と思ってくれる人が増えたら嬉しいです」