小池都知事、沖縄のオスプレイ事故は「大変残念に思う」
THE PAGE
東京都の小池百合子知事は16日の定例会見で、13日に沖縄県名護市の沖合で米軍の新型輸送機、MV-22「オスプレイ」1機が不時着した事故について、「大きな事故が起こったということで大変残念に思う」と述べた。
小池知事は記者の質問に対し、「今後の大きな役割を担う機種であると思われていただけに、原因の究明をしっかりやってほしい」と米側による事故原因の究明と、オスプレイの安全性向上を求めた。 米国務省は、2017年後半から都内にある横田基地にもオスプレイを配備する方針を示している。今回の事故を受け、都知事が会長を務める「横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会」は15日、岸田文雄外務相や稲田朋美防衛相に対し、原因の究明および再発の防止、事故に関するすみやかで詳細な情報の提供、そして安全性が確認されるまでオスプレイの飛行の停止を米軍に申し入れるよう要請している。 日本における米軍基地の必要性については「まずトランプさんに聞いてくれない?」と苦笑しつつ、「極めて大きな課題だが、わが国は国民の命と安全、主権を守るということを今後もしっかりと続けなければならない。そのためのベストの方法を常に模索していく、ということに尽きる」と述べた。 (取材・文:具志堅浩二)