9発大勝に「チームもファンも試合を楽しんだ」、CL初戦で圧巻の強さ示すもバイエルン指揮官は浮かれず「トロフィーを獲得できるわけではない」
バイエルンのヴァンサン・コンパニ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)での勝利にも満足しない姿勢を示した。『UEFA.com』が伝えている。 バイエルンは17日に行われたCLリーグフェーズ第1節で、荻原拓也の所属するディナモ・ザグレブと対戦。立ち上がりから攻勢を仕掛けるとハリー・ケインやラファエル・ゲレイロ、マイケル・オリーズのゴールによって前半だけで3点差に。後半立て続けの失点で1点差まで詰め寄られるも、そこからは攻撃陣が爆発。ケインのハットトリックを含む大量6ゴールを奪い、9-2で勝利した。 記録的な大勝を飾り、文字通り相手を粉砕したコンパニ監督は楽しい試合ができたと振り返りつつも、地元開催が予定されるCL決勝でプレーするためにはさらなる進歩が必要だと力説している。 「この90分間は成功だった。チームもファンも、試合を楽しんだと思う。ホームでCLの特別な夜を過ごすことができたよ。選手たちのことを考えると嬉しいし、我々が望むエネルギーはどんどん高まっている」 「まだ進歩しているかを判断するのは時期尚早だろう。試合ごとに状況を見極めようとしているところだ。正直に言って今は楽しんでいるが、9月にトロフィーを獲得できるわけではない」 「我々にはまだやるべきことがたくさんあり、今後も改善を続けていきたい。チームを後押しし続けるのが、ヘッドコーチとしての私の仕事だ」 「今はまだ、ファンからの期待に応えられていない。彼らは来年のミュンヘンでの決勝戦を夢見ており、それは実現しなければならない夢だ。そして私の優先事項は1試合ずつに集中し、エネルギーと試合に勝つ意欲を再構築することにある」
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