【札幌2歳S】今回は試金石!新馬勝ちしたショウナンマクベスの長所とは
札幌2歳S ショウナンマクベス 井垣祐太調教助手 ――前走の2歳新馬戦(6/15・東京・芝1600)は1着でした。レース内容を振り返ってください。 井垣助手(以下、井):デビュー前のゲート練習からスタートが速かったと聞いていましたし、予想通りに好スタートを決めてくれました。他に行く馬もいなかったのでそのままハナに行って、最後は詰め寄られましたが、根性を見せて粘り込んでくれましたね。スムーズな競馬ができたと思います。 ――この中間の過ごし方を教えてください。 井:前走後は放牧に出しました。早めにここを目標に決めたので、それに合わせて8月頭に帰厩しました。予定通り、順調にきています。 ――8/21(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。 井:放牧先である程度仕上げてもらってからトレセンへ戻してもらいましたし、美浦でもしっかりした調教をやってから函館へ輸送したので、1週前は軽過ぎずやり過ぎずという程度で考えていました。今の函館は時計がかかっているようなので時計はあれで十分だと思いますし、最後まで良い手応えで走れていたようです。 ――現状で井垣助手が感じるこの馬のストロングポイントを教えてください。 井:走りに対して前向きなところですね。走る気持ちが溢れているところが1番のストロングポイントだと思います。 ――今後の成長を期待しているところは。 井:その前向きな気持ちを上手くコントロールできるように、気性面が成長してくれればと思います。まだ体つきも幼い感じがありますし、心身共に成長していってくれれば更に高いレベルに行っても楽しみがあると思います。 ――初めてとなる札幌芝1800という舞台適性への見通しは。 井:ある程度前のポジションで競馬をする形になりそうですが、上手く折り合いさえつけば問題なくこなせる距離だと思います。 ――レースへ向けて意気込みをお願いします。 井:今回は試金石の一戦になりますが、秋に向けて収穫の多い競馬になれば、と思っています。
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