現帝国劇場最後の『ドリームボーイズ』大千秋楽 Snow Man渡辺翔太「寂しい気持ちでいっぱい」 カーテンコールで亀梨和也サプライズ登場
Snow Man・渡辺翔太(31)が29日、東京・丸の内の帝国劇場で主演舞台「ドリームボーイズ」の大千秋楽を迎えた。来年2月から建て替えられる現帝劇でのラスト公演。共演のSixTONES・森本慎太郎(27)とともに、20周年を迎えた同作通算768回目のステージを涙で終えた。カーテンコールでは2004~12年主演のKAT-TUN・亀梨和也(38)がサプライズで登場。フィナーレを華々しく飾った。 あふれる涙が止まらなかった。渡辺はフィナーレで森本とがっちり右手を握り合うと、顔を伏せて号泣。カーテンコール終盤にリングで熱い抱擁を交わし、再び涙した。 「大千秋楽を無事に迎えられてうれしいと同時に、これで幕が閉じると思うと寂しい気持ちでいっぱい。2年間、座長を務められたことに感謝します」 7代目座長として堂々のあいさつ。満員の観客からスタンディングオベーションで有終の美を祝福された。 通算388回の出演を誇る2代目座長の亀梨が同作の名曲「絆」を歌いながら登場すると、森本と一緒に「マジで聞いてない…」と驚がく。「Final Winner」などと刻まれたガラス製トロフィーとともに「後輩たちが引き継いでくれて、この瞬間を迎えたのは皆さんの力。2人が締めてくれてうれしい」とねぎらわれた。 渡辺は08~12年に亀梨と共演。憧れの存在からの言葉に「ドリボといえば亀梨くん。ジュニアとして背中を見て、この舞台に立っていた」と振り返り「今、自分が後輩に背中を見られる立場になったのは感慨深い」としみじみ。06~08年に共演した森本も「亀梨くんとまた帝劇に立っているって…言葉が出てこない」と胸を熱くした。 「ドリボ」は04年に滝沢秀明氏(42)主演で初演され、通算768公演で142万3451人を動員。ボクシングを通じ2人の友情を描く物語のように、プライベートでも親交の深い渡辺と森本は昨年26公演、今年は30公演を駆け抜けた。 渡辺の最後のフライングをステージ上で受け止めた森本は「しょっぴ(渡辺)もみんなも、すっげー幸せそうな顔をしていて、やってよかったと心から思った」と万感の思い。渡辺は「帝劇がリニューアルしたら、またドリボが復活して後輩が座長をやってくれたら」と願った。未来の〝8代目座長〟にバトンを託し、2人は友情物語の続きを歩んでいく。(渡邉尚伸)