宇部の「ココランド」 コロナ禍乗り越え15周年、来年アトラクション新設
宇部のリゾート施設「ココランド」(宇部市上宇部、TEL 0836-33-6116)が、11月1日で15周年を迎えた。(山口宇部経済新聞) 【写真】提供する「ランチバイキング」 同施設は、2009(平成21)年に厚生年金休暇センター「ウェルサンピア宇部」を生活協同組合コープやまぐちが取得し、「ココランド」に名称を変更して開業。2018(平成30)年4月1日に、スポーツ部門を運営していたコープサービスがココランドに事業譲渡されて以降、同敷地内の全てのサービスがココランド直営部門となった。 同施設は、常盤湖を望む本館と別棟の東館があり、客室43室のホテル施設、レストラン、大浴場のほか、屋外レジャープール(夏季限定)やフットサルパーク、ゴルフ練習場などのスポーツ施設、会議室・宴会場などを備える。 コロナ禍には新しい試みを模索し、2022年2月に本館2階の「割烹(かっぽう) つきまち」を「料亭 月待ち」に刷新。同年3月には犬と泊まれるホテル「TOKIWAN(トキワン)」(客室7室)をオープン。今年4月にはプレミアムルーム「然」「天」を新設し、6月には本館2階宴会場及び廊下をリノベーションした。 村田正幸支配人は「小高い丘の上に佇む当ホテルは、県内在住者を中心に隣県からも利用者が多く、トキワンの宿泊者は福岡や広島が中心で半分を占めている。コロナ禍があったからこそ様々なニーズに応えられるようになり、当館のあらゆる可能性が動き出している」と話す。 同施設では現在、15周年記念企画を実施している。ホテル(ココランド)の宿泊プラン割引や日本酒の進呈、宿泊割引券の進呈などのほか、11月2日~4日の3日間限定で本館2階「レストラン湖畔」のランチバイキングを特別価格で提供する。 村田支配人は「オープン当初からあるプールも、当時小学生だった子どもが親となり、地元の家族連れから毎年反響をいただいている。世代が移り変わっても皆さまに親しんでもらえる場を創出したい」と話す。 「公的機関などと連携を図りつつ、広大な土地を生かして来年には敷地内にアスレチック施設と恐竜の展示が融合した新しいアトラクションをオープンする予定。付加価値をさらに向上させ、遊ぶコンテンツを強化していく。地元の方をはじめ、市外県外から人を呼び込める新たな観光資源を生み出し、近隣のホテルや飲食店などにも経済効果が波及していけば」とも。
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